Solaris 10 6/06 ご使用にあたって

x86: Solaris フラッシュアーカイブをインストールするときに、デフォルトの C ライブラリによってブート障害が発生することがある (6192995)

次の状況下では、Solaris フラッシュアーカイブに関係のあるブート障害が発生することがあります。

クローンシステムをブートしようとすると、次のエラーメッセージが表示されます。


WARNING: init exited with fatal signal 9; restarting.

回避方法: 次の手順を実行します。

  1. アーカイブを作成する前に、マスターシステム上の /lib/libc.so.1 ライブラリをマウント解除します。


    # umount /lib/libc.so.1
    

    このコマンドを使用すると、マスターシステムで C ライブラリ libc の基本バージョンを使用できるようになります。

  2. マスターシステムで Solaris フラッシュアーカイブを作成します。

    Solaris フラッシュアーカイブの作成方法の詳細については、『Solaris 10 6/06 インストールガイド (Solaris フラッシュアーカイブの作成とインストール)』を参照してください。

  3. /lib/libc.so.1 ライブラリをマスターシステムにマウントします。


    # mount -O -F lofs /lib/libc.so.1 /usr/lib/libc/libc_hwcap2.so.1
    
  4. クローンシステムに Solaris フラッシュアーカイブをインストールします。

    Solaris フラッシュアーカイブのインストール方法の詳細については、『Solaris 10 6/06 インストールガイド (Solaris フラッシュアーカイブの作成とインストール)』を参照してください。