次の状況下では、Solaris フラッシュアーカイブに関係のあるブート障害が発生することがあります。
特定のハードウェアサポート機能を備えた C ライブラリ libc を使用しているシステムで Solaris フラッシュアーカイブを作成する。
さまざまなハードウェアサポート機能を備えたクローンシステムにアーカイブをインストールする。
クローンシステムをブートしようとすると、次のエラーメッセージが表示されます。
WARNING: init exited with fatal signal 9; restarting. |
回避方法: 次の手順を実行します。
アーカイブを作成する前に、マスターシステム上の /lib/libc.so.1 ライブラリをマウント解除します。
# umount /lib/libc.so.1 |
このコマンドを使用すると、マスターシステムで C ライブラリ libc の基本バージョンを使用できるようになります。
マスターシステムで Solaris フラッシュアーカイブを作成します。
Solaris フラッシュアーカイブの作成方法の詳細については、『Solaris 10 6/06 インストールガイド (Solaris フラッシュアーカイブの作成とインストール)』を参照してください。
/lib/libc.so.1 ライブラリをマスターシステムにマウントします。
# mount -O -F lofs /lib/libc.so.1 /usr/lib/libc/libc_hwcap2.so.1 |
クローンシステムに Solaris フラッシュアーカイブをインストールします。
Solaris フラッシュアーカイブのインストール方法の詳細については、『Solaris 10 6/06 インストールガイド (Solaris フラッシュアーカイブの作成とインストール)』を参照してください。