Solaris 10 IBM BladeCenter サーバーインストールガイド

DHCP マネージャを使用したインストールオプションとマクロの作成

この節では、DHCP マネージャを使用してインストールオプションおよびマクロを作成する、2 つの手順を説明します。最初の手順では、DHCP マネージャを使ってインストールオプションを作成する方法を説明します。2 つめの手順では、DHCP マネージャを使ってインストールマクロを作成する方法を説明します。

ProcedureSolaris のインストールをサポートするオプションを作成する方法 (DHCP マネージャ)

始める前に

インストール用の DHCP オプションを作成する前に、次の作業を実行してください。

  1. DHCP サーバーで、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細は、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. DHCP マネージャを起動します。


    # /usr/sadm/admin/bin/dhcpmgr &
    

    「DHCP マネージャ (DHCP Manager)」ウィンドウが表示されます。

  3. 「オプション (Options)」タブを選択します。

  4. 「編集 (Edit)」メニューから「作成 (Create)」を選択します。

    「オプションの作成 (Create Option)」ダイアログボックスが開きます。

  5. 最初のオプションのオプション名を入力し、そのオプションに値を入力します。

    add_install_client コマンドの出力と、この節の表にある、作成する必要があるオプションのオプション名と値をチェックするための情報を使用します。ベンダークライアントクラスは推奨値に過ぎないことに注意してください。表 1–7 を参照してください。DHCP サービスから Solaris インストールパラメータを取得する必要がある、実際のクライアントのタイプを示すクラスを作成します。クライアントのベンダークライアントクラスを調べる方法については、『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』「DHCP オプションを使用した作業 (作業マップ)」を参照してください。

  6. すべての値を入力したら、「了解 (OK)」をクリックします。

  7. 「オプション (Options)」タブで、今作成したオプションを選択します。

  8. 「編集 (Edit)」メニューから「複製 (Duplicate)」を選択します。

    「オプションの複製 (Duplicate Option)」ダイアログボックスが開きます。

  9. 別のオプションの名前を入力し、その他の値を適宜変更します。

    コード、データ型、データの単位数、最大値は通常は変更する必要があります。表 1–6 を参照してください。

  10. すべてのオプションを作成するまで、手順 7 から手順 9 を繰り返してください。

    次の手順の説明に従って、ネットワークインストールクライアントにオプションを渡すマクロを作成できます。


    注 –

    これらのオプションはすでに Solaris クライアントの /etc/dhcp/inittab ファイルに含まれているので、あらためて追加する必要はありません。


ProcedureSolaris のインストールをサポートするマクロを作成する方法 (DHCP マネージャ)

始める前に

インストール用の DHCP マクロを作成する前に、次の作業を実行してください。

  1. DHCP サーバーで、スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。

    役割には、認証と特権コマンドが含まれます。役割の詳細は、『Solaris のシステム管理 (セキュリティサービス)』「RBAC の構成 (作業マップ)」を参照してください。

  2. DHCP マネージャを起動します。


    # /usr/sadm/admin/bin/dhcpmgr &
    

    「DHCP マネージャ (DHCP Manager)」ウィンドウが表示されます。

  3. 「マクロ (Macros)」タブを選択します。

  4. 「編集 (Edit)」メニューから「作成 (Create)」を選択します。

    「マクロの作成 (Create Macro)」ダイアログボックスが開きます。

  5. マクロの名前を入力します。

  6. 「選択 (Select)」ボタンをクリックします。

    「オプションの選択 (Select Option)」ダイアログボックスが開きます。

  7. 「カテゴリ (Category)」リストで「ベンダー (Vendor)」を選択します。

    前に作成した「ベンダー (Vendor)」オプションがリストされます。

  8. マクロに追加するオプションを選択して、「了解 (OK)」をクリックします。

  9. オプションの値を入力します。

    このオプションのデータタイプを 「Solaris インストールパラメータ用の DHCP オプションとマクロの作成」で確認し、add_install_client -d によってレポートされる情報を参照してください。

  10. 指定するオプションごとに、手順 6 と 7 を繰り返します。

    別のマクロを追加するには、オプション名に Include と入力し、オプション値にそのマクロ名を入力します。

  11. マクロが完成したら、「了解 (OK)」をクリックします。