Oracle Solaris Trusted Extensions ユーザーズガイド

Trusted Extensions のデスクトップセキュリティーの表示

Trusted Extensions では、Solaris Trusted Extensions (CDE) デスクトップおよび Solaris Trusted Extensions (JDS) デスクトップの 2 種類のラベル付きデスクトップが提供されます。

Trusted Extensions が設定されたシステムでは、ログイン時および画面ロック時を除き、トラステッドストライプが表示されます。上記の場合以外は常にトラステッドストライプが表示されています。Trusted CDE では、トラステッドストライプは画面の最下部に表示されます。Trusted JDS では、画面の最上部に表示されます。トラステッドシンボルは、トラステッドコンピューティングベースとの対話が行われるときに、トラステッドストライプに表示されます。たとえば、パスワードを変更するときは TCB と対話します。

マルチヘッドの Trusted Extensions システムのモニターが水平に設定されている場合、1 つのトラステッドストライプが複数のモニターにまたがって表示されます。ただし、マルチヘッドのシステムが垂直に表示するよう設定されているか、または別個のデスクトップがモニターごとに 1 つずつ存在する場合、トラステッドストライプは 1 つのモニターにだけ表示されます。


注意 – 注意 –

マルチヘッドのシステム上で 2 つめのトラステッドストライプが表示される場合、それはオペレーティングシステムによって生成されたものではありません。システムに承認されていないプログラムが存在する可能性があります。

ただちにセキュリティー管理者に連絡してください。正しいトラステッドストライプを確認するには、『Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順』「デスクトップの現在のフォーカスへの制御を取り戻す」を参照してください。


アプリケーション、メニュー、ラベル、およびデスクトップの機能の詳細は、第 4 章Trusted Extensions の構成要素 (リファレンス)を参照してください。