Solaris Trusted Extensions ラベルの管理

Procedureラベルや語句に色を割り当てる

色化けを最小限にとどめるには、ほかのアプリケーションで指定したことが明らかな色の名前や 16 進数の色の値を使用します。色に関する留意として、デフォルトの色の値はメモリーの制限によって選択されています。

始める前に

大域ゾーンでセキュリティー管理者役割になります。

  1. label_encodings ファイルを編集します。

    「エンコーディングの編集 (Edit Encodings)」アクションを使用します。詳細は、label_encodings ファイルを作成する」を参照してください。

  2. COLOR NAMES セクションを見つけます。


    COLOR NAMES:
              label= Admin_Low;       color= #bdbdbd;
              ...
              label= Admin_High;      color= #636363;
  3. 格付けごとに色を定義します。

    この例では、格付け REGISTERED に赤が割り当てられます。格付け NEED_TO_KNOW SYSADM には青が割り当てられます。


    label= REGISTERED;  color= red;
    label= NEED TO KNOW; color= blue;
  4. (省略可能) 個々のコンパートメント語句の色を定義します。

    特定のコンパートメント語句を、それが関連している格付けとは無関係に区別するには、それらの語句に別の色を割り当てます。

    1. システムで使用可能な色の名前を決定します。

      名前は、ローカルの色データベースに定義されます。詳細は、/usr/openwin/share/man ディレクトリにある X11(5) のマニュアルページを参照してください。


      % grep Red /usr/openwin/lib/X11/rgb.txt
      ...
      255  69   0             OrangeRed
      219 112 147             PaleVioletRed
      ...
      139   0   0             DarkRed
    2. 色の名前を割り当てます。


      word= EMGT; color= OrangeRed;
  5. (省略可能) ラベルの色を定義します。

    この例では、色 MediumPurple4 がラベルに割り当てられます。


    label= NEED TO KNOW SYSADM; color= MediumPurple4;