Oracle Solaris Trusted Extensions 管理の手順

Solaris 管理コンソールの Trusted Extensions ツール

Trusted Extensions は、次の 3 つのツールに構成可能なセキュリティー属性を追加します。

Trusted Extensions は、「コンピュータとネットワーク」ツールセットに次の 2 つのツールを追加します。

図 2–4 では、「ファイル」ツールボックスの「ユーザー」ツールセットが強調表示されています。Trusted Extensions ツールは「コンピュータとネットワーク」ツールセットの下に表示されます。

図 2–4 Solaris 管理コンソールの「コンピュータとネットワーク」ツールセット

ウィンドウに「コンピュータとネットワーク」ツールのアイコンが表示されています。「コンピュータ」、「セキュリティーテンプレート」、および 127,10 と 192.168 のネットワークのアイコンが表示されています。

「セキュリティーテンプレート」ツール

セキュリティーテンプレート」は、ホストのグループに割り当てることができる一連のセキュリティー属性について説明します。「セキュリティーテンプレート」ツールを使用すると、特定の組み合わせのセキュリティー属性をホストのグループに簡単に割り当てることができます。これらの属性は、データをパッケージ、転送、および解釈する方法を制御します。1 つのテンプレートに割り当てられたホストは、いずれもセキュリティー設定が同じです。

ホストは「コンピュータ」ツールで定義されます。ホストのセキュリティー属性は「セキュリティーテンプレート」ツールで割り当てます。「テンプレートの変更」ダイアログボックスには、次の 2 つのタブがあります。

トラステッドネットワークとセキュリティーテンプレートについては、第 12 章トラステッドネットワーク (概要)で詳しく説明します。

「トラステッドネットワークゾーン」ツール

「トラステッドネットワークゾーン」ツールは、システムのゾーンを識別します。最初は、大域ゾーンが表示されています。ゾーンとそのラベルを追加すると、区画にゾーン名が表示されます。ゾーンの作成は、一般的にシステムの構成中に行います。ラベルの割り当て、マルチレベルポートの構成、およびラベルポリシーは、このツールで構成します。詳細については、第 10 章Trusted Extensions でのゾーンの管理 (手順)を参照してください。