Trusted Extensions ソフトウェアが設定されたシステムでは、監査の構成と管理は Solaris システムでの監査の場合と類似しています。ただし、次の相違点があります。
Trusted Extensions ソフトウェアは、監査クラス、監査イベント、監査トークン、および監査ポリシーオプションをシステムに追加します。
Trusted Extensions ソフトウェアでは、デフォルトで監査が有効になっています。
Solaris のゾーン別の監査はサポートされていません。Trusted Extensions では、すべてのゾーンがあらゆる点で同じように監査されます。
Trusted Extensions には、ユーザーの監査特性を管理し、監査ファイルを編集するための管理ツールがあります。
Trusted Extensions での監査の構成と管理には、システム管理者とセキュリティー管理者の 2 つの役割が使用されます。
セキュリティー管理者は、監査の対象と、イベントとクラスとのサイト固有のマッピングを計画します。Solaris OS の場合と同じく、システム管理者は監査ファイルのためのディスク容量要件を計画し、監査管理サーバーを作成して、監査構成ファイルをインストールします。