Solaris のシステム管理 (印刷)

ProcedureLP 印刷コマンドを使用してプリンタおよびプリンタアクセスを削除する方法

  1. 削除対象のプリンタアクセスを持つ印刷クライアントで、スーパーユーザーまたは lp としてログインするか、同等の役割になります。

  2. 印刷クライアントであるシステム上で、プリンタに関する情報を削除します。


    # lpadmin -x printer-name
    
    -x

    指定したプリンタを削除します。

    printer-name

    削除するプリンタ名を指定します。

  3. 印刷サーバーにスーパーユーザーまたは lp としてログインするか、同等の役割になります。

  4. 印刷サーバーであるシステム上で、プリンタに対する印刷要求の受け付けを停止します。


    # reject printer-name
    

    reject printer-name は指定したプリンタへの印刷要求を拒否します。

    この手順を実行すると、プリンタの削除処理中は、そのプリンタの待ち行列に新しい要求が入らなくなります。詳細については、「プリンタへの印刷要求を受け付けるまたは拒否する方法」を参照してください。

  5. 印刷サーバーであるシステム上で、プリンタを停止します。


    # disable printer-name
    

    この手順を実行すると、印刷要求の印刷は停止されます。印刷を停止する方法については、「プリンタを使用可能または使用不可にする方法」を参照してください。

  6. 待ち行列に残っている印刷要求がある場合は、別のプリンタに移動します。

    印刷要求を別のプリンタに移動する方法については、「印刷要求を別のプリンタに移動する方法」を参照してください。

  7. 印刷サーバーであるシステム上で、プリンタを削除します。


    # lpadmin -x printer-name
    
  8. プリンタ情報が削除されていることを確認します。

    1. 印刷クライアント上でプリンタ情報が削除されていることを確認します。


      $ lpstat -p printer-name -l
      

      上記のコマンドの出力で、プリンタが存在しないことを示すエラーが表示されます。

    2. 印刷サーバー上でプリンタ情報が削除されていることを確認します。


      $ lpstat -p printer-name -l
      

      上記のコマンドの出力で、プリンタが存在しないことを示すエラーが表示されます。


例 5–12 プリンタとリモートプリンタへのアクセスを削除する

次の例は、印刷クライアント terra と印刷サーバー jupiter からプリンタ luna を削除する方法を示しています。この例では、印刷サーバーから印刷クライアント terra を削除する方法も示しています。


terra# lpadmin -x luna
Removed “luna”.
terra# lpstat -p luna -l 
jupiter# lpadmin -x luna
Removed “terra”.
jupiter# lpstat -p luna -l