インストールあとのターゲットシステム上でのパッケージオブジェクトの構造を模倣した階層ディレクトリ構造にパッケージオブジェクトを編成します。prototype ファイルを作成する前にこの手順を行うと、prototype ファイルの作成時に時間と労力を節約できます。
作成が必要なパッケージの数と、各パッケージに配置するパッケージオブジェクトを決定します。
この手順を完了できるようにするには、「パッケージを構築する前の考慮事項」を参照してください。
構築する必要がある各パッケージにディレクトリを作成します。
このディレクトリは、システムの任意の場所で構築し、任意の名前を付けることができます。この章の例では、パッケージディレクトリはパッケージの省略名と同じ名前を持つと仮定しています。
$ cd /home/jane $ mkdir SUNWcadap |
対応するパッケージディレクトリの下にあるディレクトリ構造に各パッケージ内のパッケージオブジェクトを編成します。このディレクトリ構造は、ターゲットシステム上でのパッケージオブジェクトの構造を模倣するようにしてください。
たとえば、CAD アプリケーションパッケージの SUNWcadap には、次のディレクトリ構造が必要です。
情報ファイルを保管する場所を決定します。適切な場合、ディレクトリを作成してファイルを 1 か所に保管します。
次の例では、「pkginfo ファイルの作成方法」にある pkginfo ファイルの例が Jane のホームディレクトリに作成されていると仮定しています。
$ cd /home/jane $ mkdir InfoFiles $ mv pkginfo InfoFiles |