Oracle Solaris 10 9/10 インストールガイド (ネットワークインストール)

匿名の登録の例

匿名の登録では、anon 値または none 値のいずれかを使用します。匿名の登録は、Oracle に送信される構成データに、会社または個人の名前へのリンクが含まれないことを意味します。インストール中に My Oracle Support 資格情報を指定した場合、これらの資格は無視され、登録は匿名のままになります。

プロキシ情報を含める場合は、anon 値の説明を参照してください。プロキシ情報を含めない場合は、none 値を使用します。

次の例では、anon 値によって、サービスタグを匿名で Oracle に登録することを指定しています。また、次の例で示すように、sysidcfg ファイル内で、またはインストール中やアップグレード中にプロンプトが表示されたときに、プロキシ情報を指定することになっています。


auto_reg=anon {
http_proxy_host=sss.com
http_proxy_port=8040
http_proxy_user=myproxyusername
htty_proxy_pw=si329jehId
}

次の例では、none 値によって、サービスタグを匿名で Oracle に登録すること、およびプロキシ情報は含めないことを指定しています。インストールまたはアップグレード中に、実際にはプロキシ情報を指定した場合、そのプロキシ情報は無視されます。


auto_reg=none