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| Sun Java Enterprise System 2004Q2 インストールガイド | |
付録 G
コンポーネント製品のアンインストールの詳細この付録では、アンインストールするコンポーネント製品の詳細について説明します。コンポーネントに対してアンインストーラが実行する内容、およびデータの喪失や相互依存性関係の喪失を回避する上で必要な手順について、この付録に記載されている適切な表を参照してください。
この付録で説明する内容は、次のとおりです。
管理サーバー管理サーバーをアンインストールする前に、表 G-1 の情報を確認してください。
表 G-1 管理サーバーのアンインストールの詳細
項目
詳細
設定データ
アンインストール時に他のサーバーを管理するためのプロキシ情報が失われる
他のサーバーを管理するために管理サーバーが使用する設定データは、設定用ディレクトリサーバーに残される。この情報は、以後の管理サーバーのインストールで再利用することができる
依存
Directory Server
このインストールを必要とする製品
Directory Proxy Server および Messaging Server は、管理サーバーを必要とする。Directory Server は、管理サーバーを必要とするように設定できる
注: 管理サーバーを削除し、Directory Server を削除しなかった場合、Directory Server に付属するその他のユーティリティを使用して Directory Server を管理する必要があります。詳細については、Directory Server のマニュアル (http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja) を参照
アンインストール前の作業
設定用ディレクトリサーバーが稼動していることを確認し、管理者ユーザー ID とパスワードを指定できるように準備する。詳細については、「アンインストーラが設定ディレクトリサーバーに接続できない」を参照
アンインストール後の作業
なし
Application ServerApplication Server をアンインストールする前に、表 G-2 の情報を確認してください。
表 G-2 Application Server のアンインストールの詳細
項目
詳細
設定データとユーザーデータ
アンインストール時には、すべての管理サーバーインスタンスと Application Server インスタンスを含め、設定されている管理ドメインは削除されない
アンインストールが完了するまでに、すべての管理サーバーインスタンスと Application Server インスタンスは停止される
依存
同一システム上に Message Queue が必要
このインストールを必要とする製品
アンインストール前の作業
設定データを保存するために、管理ドメインディレクトリのコピーを作成する
アンインストール後の作業
システムから Application Server を完全に削除するには、残っている Application Server ログファイルとディレクトリを削除する。Application Server ディレクトリのデフォルトの場所は次のとおり
/etc/opt/SUNWappserver7
/var/opt/SUNWappserver7
/opt/SUNWappserver7Message Queue のアンインストール後の作業については、表 G-10 を参照
Calendar ServerCalendar Server をアンインストールする前に、表 G-3 の情報を確認してください。
表 G-3 Calendar Server のアンインストールの詳細
項目
詳細
設定データとユーザーデータ
設定データとユーザーデータはアンインストール時には削除されないが、以後のインストール時に上書きされる
Calendar Server のカスタマイズ情報はアンインストール時に削除される
依存
このインストールを必要とする製品
Portal Server (Portal Server のカレンダーチャネルに Calendar Server を使用するように設定されている場合)
アンインストール前の作業
設定データとユーザーデータの再利用を予定している場合は、『Sun Java System Calendar Server 6 2004Q2 管理ガイド』(http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja) に記載されている移行手順に従う
アンインストール後の作業
不要なログファイルと Calendar Server ディレクトリを削除する
Communications ExpressCommunications Express をアンインストールする前に、表 G-4 の情報を確認してください。
表 G-4 Communications Express のアンインストールの詳細
項目
詳細
設定データとユーザーデータ
すべての設定データ、ユーザーデータ、UI カスタマイゼーションは、アンインストール後も維持される
Communications Express ファイルは、次の 2 つの場所に保持される
Communications Express をアンインストールすると、アンインストールはパッケージインストールの場所だけからデータを削除する。アプリケーション配備の場所にあるデータは、そのまま残される。アプリケーション配備の場所からアプリケーションにアクセスすることができる
ただし、すべての設定データと UI カスタマイゼーションは再設定時に上書きされる。ユーザーデータは再設定後もそのまま維持される
依存
なし
このインストールを必要とする製品
なし
アンインストール前の作業
Communications Express の設定解除
Communications Express の設定解除については、『Sun Java System Communications Express 6 2004Q2 管理ガイド』 (http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja) の「Communications Express の設定解除」の章を参照
アンインストール後の作業
不要なログファイルと Communications Express ディレクトリを削除する
Directory ServerDirectory Server をアンインストールする前に、表 G-5 の情報を確認してください。
表 G-5 Directory Server のアンインストールの詳細
項目
詳細
設定データとユーザーデータ
設定ディレクトリをホストする Directory Server をアンインストールする場合、設定ディレクトリの情報はアンインストール時に削除される
ユーザーデータをホストする Directory Server をアンインストールする場合、Directory Server の LDAP データベースはアンインストール時に削除される
注意: データの喪失を避けるために、アンインストール前に Directory Server 情報をバックアップする必要がある。Directory Server には、Directory Server をバックアップしたり、設定データを移行したりするためのツールやユーティリティが、いくつか用意されている。詳細については、Directory Server のマニュアル (http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja) を参照
注意: o=NetscapeRoot サフィックスの下にある、設定情報を含む設定ディレクトリをアンインストールする場合、警告は出力されない。その他のディレクトリの設定情報も含む中央の設定ディレクトリをアンインストールすると、アンインストール後にそれらのディレクトリを管理できなくなる
依存
なし
このインストールを必要とする製品
アンインストール前の作業
必要に応じて Directory Server の設定ディレクトリと Directory Server LDAP データベースのバックアップを行う
設定ディレクトリをホストする Directory Server インスタンスが稼動していることを確認し、管理者ユーザー ID とパスワードを指定できるように準備する。詳細については、「アンインストーラが設定ディレクトリサーバーに接続できない」を参照
アンインストール後の作業
Directory Server のアンインストールでは、残りのファイルとディレクトリの手動削除が必要となる場合がある
Directory Proxy ServerDirectory Proxy Server をアンインストールする前に、表 G-6 の情報を確認してください。
Identity ServerIdentity Server をアンインストールする前に、表 G-7 の情報を確認してください。
Instant MessagingInstant Messaging をアンインストールする前に、表 G-8 の情報を確認してください。
Messaging ServerMessaging Server をアンインストールする前に、表 G-9 の情報を確認してください。
表 G-9 Messaging Server のアンインストールの詳細
項目
詳細
設定データとユーザーデータ
すべての設定データとカスタマイズ情報はアンインストール後も残されるため、以後のインストールで再利用できる
依存
このインストールを必要とする製品
アンインストール前の作業
なし
アンインストール後の作業
情況によってはアンインストール後に、「Messaging Server で必要となる作業」に記載されている作業が必要な場合がある
Message QueueMessage Queue をアンインストールする前に、表 G-10 の情報を確認してください。
表 G-10 Message Queue のアンインストールに関する詳細
項目
詳細
設定データ
インスタンスに固有の設定データ、ユーザーリポジトリ、アクセス制御ファイルはアンインストール後も残され、以後の再インストール時に再利用できる
依存
Directory Server (オプション)
このインストールを必要とする製品
Application Server (Message Queue と同じホストに存在する必要がある)
アンインストール前の作業
実行しているすべてのブローカを停止する。ユーザー名 (管理ユーザー) とパスワードの入力が求められる
imqcmd shutdown bkr [-b hostName:port]
Message Queue の再インストールを予定しておらず、各ブローカインスタンスに関連するダイナミックデータ、フラットファイルユーザーリポジトリ、アクセス制御ファイルを削除する場合は、次のコマンドを使用してこのデータを削除する
imqbrokerd -name instanceName -remove instance
アンインストール後の作業
Message Queue の再インストールを予定していない場合は、コンポーネント製品のマニュアルで説明されているコマンドを実行してシステムをクリーンアップする。Message Queue のマニュアルは http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja で入手可能
Portal ServerPortal Server をアンインストールする前に、表 G-11 の情報を確認してください。
表 G-11 Portal Server のアンインストールの詳細
項目
詳細
設定データとユーザーデータ
設定データはアンインストール時に削除される。設定の解除には、Portal Server によって Identity Server 内に作成されたサービスの削除も含まれる
カスタマイズ設定データは、アンインストーラによって削除されない。カスタマイズデータには、ディスプレイプロファイル、プロパティファイル、リソース文字列などがある
ユーザーチャネルのプロバイダは、アンインストール中に削除されない。プロバイダは以後のインストール時に再利用できる。詳細については、Portal Server のマニュアル (http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja) を参照
カスタマイズ設定データは以後のインストールで再利用できるが、それには、Portal Server を同一ホスト上に同じ設定で再インストールする必要がある。詳細については、Portal Server のマニュアル (http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja) を参照
依存
Portal Server のチャネルを使用するように設定されている場合
このインストールを必要とする製品
なし
アンインストール前の作業
なし
アンインストール後の作業
Portal Server が Web Server 内で実行されており、その Portal Server だけを削除する場合、Identity Server を再起動する必要がある。詳細については、「Identity Server で必要となる作業」を参照
Portal Server が IBM WebSphere Web コンテナに配備されている場合、追加のアンインストール作業が必要となる場合がある
Portal Server, Secure Remote AccessPortal Server, Secure Remote Access をアンインストールする前に、表 G-12 の情報を確認してください。
Sun ClusterSun Cluster ソフトウェアをアンインストールする前に、表 G-13 の情報を確認してください。
表 G-13 Sun Cluster ソフトウェアのアンインストールの詳細
項目
詳細
設定データ
インストールされてはいるが、クラスタノードの設定に一度も使用されていない Sun Cluster ソフトウェアを除き、Sun Cluster ソフトウェアの削除には、Java Enterprise System アンインストーラを使用しない。詳細については、「Sun Cluster ソフトウェアと Sun Java System 用 Sun Cluster エージェント」を参照
依存
Sun Cluster コアと Sun Cluster エージェントは、同時に削除する必要がある
このインストールを必要とする製品
なし
アンインストール前の作業
Sun Cluster ソフトウェアのアンインストールには、Sun Cluster のインストール時に提供されるユーティリティだけを使用する
アンインストール後の作業
Sun Cluster ソフトウェアのアンインストール後に、productregistry ファイルをアップデートする必要がある。詳細については、「Sun Cluster ソフトウェアと Sun Java System 用 Sun Cluster エージェント」を参照
Web ServerWeb Server をアンインストールする前に、表 G-14 の情報を確認してください。