インストーラを起動する前に、以下の事項を調べて、システムの準備が整っているかどうかを確認します。
Communications Suite ソフトウェアをインストールするには、root としてログインするか、スーパーユーザーになる必要があります。
インストールする前に、配備内のホストがハードウェアとオペレーティングシステムの最小要件を満たしていることを確認します。サポートされているプラットフォーム、ソフトウェア要件、およびハードウェア要件に関する最新情報については、次のマニュアルを参照してください。
Communications Suite 製品コンポーネントの場合は、『Sun Java Communications Suite 5 リリースノート』を参照してください。
Java ES 製品コンポーネントの場合は、『Sun Java Enterprise System 5 リリースノート (UNIX 版)』の「プラットフォームの要件と問題点」を参照してください。
ホストに実装されているオペレーティングシステムが Communications Suite の要件を満たしていないことが判明した場合、インストーラは処理を中断します。インストール前に、この問題を解決する必要があります。
選択したコンポーネントが必要とするメモリーとディスク容量が十分であるかどうかについて、インストーラはホストを検証します。
ホストのメモリーが Communications Suite の要件を満たしていないことが判明した場合、インストーラは警告メッセージを表示します。インストールは続行可能ですが、あとでメモリーを追加するようにしてください。
ホストのディスク容量またはスワップ空間が不足している場合は、インストーラは処理を中断します。この問題を解決してからインストールを再開する必要があります。
Solaris 10 の非大域ゾーンにインストールする場合には、メモリーチェックは実行されません。
インストール中に、インストーラは不足しているソフトウェアパッチを検索します。これらのパッチをインストールするまでは、インストールを続行することはできません。
次の手順は、Solaris OS のパッチをインストールする例を示しています。
Sunsolve サイトに移動します: http://sunsolve.sun.com
(Linux パッチの場所: http://www.redhat.com)
「パッチやアップデート」をクリックします。
「PatchFinder」テキストボックスにパッチ番号を入力し、「Find Patch」をクリックします。
パッチの zip ファイルをダウンロードします。
zip ファイルを展開します。
次に例を示します。unzip 112785-44.zip
パッチファイルのディレクトリが作成されます。
パッチを適用します。
次に例を示します。patchadd 117885-44
パッチファイルのディレクトリが作成されます。
インストーラで、「再チェック」をクリックします。
すべてのシステム要件が再びチェックされます。パッチに関する追加情報は次のリリースノートに記載されています。
Communications Suite – 『Sun Java Communications Suite 5 リリースノート』