Sun Java Communications Suite 5 インストールガイド

Communications Suite の例

この例では、4 ホストにまたがる通信サービスとコラボレーションサービスを実装するために、ほとんどの Java ES および Communications Suite 製品コンポーネントをインストールします。

要件およびシーケンスの問題

Directory Server は、すべての通信製品コンポーネントで必要ですが、必ずしもローカルコピーである必要はありません。Access Manager または Access Manager SDK が必要です。ただし、Access Manager はリモートに配置できます。この例では、Web Server は Web コンテナとしての Access Manager の要件を満たします。Calendar Server と Messaging Server ではローカルの Web コンテナは必要ありませんが、Communications Express では必要になります。Communications Express は、Calendar Server および Messaging Server のリモートコピーを使用できます。

シングルサインオンを実装するには、Instant Messaging に Access Manager とローカルまたはリモートの Web コンテナが必要です。Portal Server Secure Remote Access は、Access Manager とローカルの Web コンテナが必要です。Portal Server Secure Remote Access は Portal Server と同じ場所にインストールする必要があります。Access Manager と Portal Server で異なる Web コンテナを使用することはできません。

大規模配備の場合、この例とほぼ同じ順序で、別個のサーバーに各製品コンポーネントを配備することが可能です。小規模配備の場合、製品コンポーネントは少数のサーバーの個別のインストールセッションでインストールします。

この例では、次のインストールセッションを使用します。

Procedureホスト A 用のインストールシーケンスを作成する

必要な作業の概要は以下のとおりです。

  1. インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。

    この例に当てはまるガイドラインをチェックし、必要に応じて調整を行います。

  2. インストールの前提要件をチェックします。

    開始する前に、このインストールで行う必要のあるタスクについてチェックします。

  3. Access Manager、Directory Server、および Directory Preparation Tool をインストールします。

    「アイデンティティー管理の例」

  4. Directory Preparation Tool を実行します

  5. Access Manager と Directory Server を起動します

Procedureホスト B 用のインストールシーケンスを作成する

必要な作業の概要は以下のとおりです。

  1. インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。

    この例に当てはまるガイドラインをチェックし、必要に応じて調整を行います。

  2. インストールの前提要件をチェックします。

    開始する前に、このインストールで行う必要のあるタスクについてチェックします。

  3. ホスト A にインストールし、稼動しているリモートの Access Manager と Directory Server を指定して、Portal Server と Web Server をインストールし、起動します

    Web コンテナと Access Manager SDK は、Portal Server に対してローカルでなければなりません。

Procedureホスト C 用のインストールシーケンスを作成する

必要な作業の概要は以下のとおりです。

  1. インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。

    この例に当てはまるガイドラインをチェックし、必要に応じて調整を行います。

  2. インストールの前提要件をチェックします。

    開始する前に、このインストールで行う必要のあるタスクについてチェックします。

  3. ホスト A にインストールしたリモートの Access Manager と Directory Server を指定して、Calendar Server をインストールし、起動します

    Access Manager SDK は、Messaging Server と Calendar Server に対してローカルでなければなりません。

    「Calendar Server と Messaging Server の例」を使用して、Calendar Server のみをインストールします。

Procedureホスト D の最初のセッション用のインストールシーケンスを作成する

必要な作業の概要は以下のとおりです。

  1. インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。

    この例に当てはまるガイドラインをチェックし、必要に応じて調整を行います。

  2. インストールの前提要件をチェックします。

    開始する前に、このインストールで行う必要のあるタスクについてチェックします。

  3. 「あとで設定」タイプを使用して、Communications Express、Messaging Server、Access Manager SDK、および Web Server をインストールします

  4. Web Server のインストール後の設定を実行します

    「「あとで設定」タイプでのインストール後に Web Server を設定する」

  5. AM SDK の設定を実行し、ローカルの Web Server とリモートの Access Managerで動作するようにします

    「コンテナの設定を使用する Access Manager SDK の例」

  6. Messaging Server のインストール後の設定を実行します

    「Messaging Server のインストール後の設定」

  7. Messaging Server を起動します

    「Messaging Server の起動」

  8. Communications Express のインストール後の設定を実行します

    この設定中に、ホスト A の Access Manager、ホスト C の Calendar Server、およびホスト D の Messaging Server に関する情報を提供します。

    「「あとで設定」タイプでのインストール後に Communications Express を設定する」

  9. ホスト D で Web Server を再起動します

    「Web Server の起動と停止」

Procedureホスト D の 2 番目のセッション用のインストールシーケンスを作成する

必要な作業の概要は以下のとおりです。

  1. Instant Messaging をインストールします

    「Instant Messaging のみをインストールする例」

  2. Instant Messaging のインストール後の設定を実行します

    「Instant Messaging のインストール後の設定」

Procedureホスト D の 3 番目のセッション用のインストールシーケンスを作成する

必要な作業の概要は以下のとおりです。

  1. ホスト A にインストールしたリモートの Access Manager と Directory Server を指定して、Portal Server Secure Remote Access をインストールします

    Portal Server Secure Remote Access の要件の 1 つとして、Portal Server もインストールします。

  2. 初期ユーザーを確立し、シングルサインオンを設定します