Sun Java Communications Suite 5 インストールガイド

要件およびシーケンスの問題

Application Server は、HADB のローカルコピーおよび Message Queue が必要です。Application Server が提供する統合管理ツールを利用するために、Application Server と HADB は同じホスト上になければなりません。Application Server のロードバランスプラグインサブコンポーネントには Web サーバーが必要です。この例では、Application Server をコンテナとして使用します。

一般的な手順には、次のものがあります。

  1. 製品コンポーネントをインストールします

  2. サーバーを起動します

  3. HADB を設定します

  4. 負荷分散を設定します

次のガイドラインを使用して、すべての製品コンポーネントを 1 つのノードまたはゾーンにインストールできます。以降のノードには、配備に必要な製品コンポーネントをインストールします。最小で 2 つのインストールセッションが必要になります。

ProcedureWeb サービスとアプリケーションサービスのシーケンスを作成する

必要な作業の概要は以下のとおりです。

  1. インストールシーケンスのガイドラインをチェックします。

    この例に当てはまるガイドラインをチェックし、必要に応じて調整を行います。

  2. インストールの前提要件をチェックします。

    開始する前に、このインストールで行う必要のあるタスクについてチェックします。

  3. ハードウェアがクラスタに正しく接続されているかどうか確認します。

  4. インストーラを実行します

  5. コンポーネントの選択で、Application Server を選択します

    Message Queue、HADB と Application Server Node Agent および Load Balancing Plugin を除くすべての Application Server のサブコンポーネントは、自動的に選択されます。

  6. Application Server 製品コンポーネントを展開し、Load Balancing Plugin を選択します。


    注 –

    ファイルシステムの同じアクセス権を使用して、Web Server と Load Balancing Plug-in をインストールする必要があります。


  7. 非互換性の問題を解決します

    インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。

  8. 「今すぐ設定」タイプを選択します。

    Message Queue は、設定が不要です。

    インストール時に設定可能な製品コンポーネントに対して、設定ページが表示されます。『Sun Java Enterprise System 5 インストールリファレンス (UNIX 版)』「HADB の設定情報」にある表から設定情報を収集します。

  9. インストールを実行します

  10. インストールサマリーとログを表示します

  11. 製品コンポーネントを起動します。

  12. HADB のインストール後の設定を完了します

    「「あとで設定」設定オプションでのインストール後の HADB の設定」を参照してください。

  13. 負荷分散の設定を完了します

    『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 高可用性 (HA) 管理ガイド』の第 5 章「HTTP 負荷分散の設定」を参照してください。