Sun Java Communications Suite 5 インストールガイド

Procedureコンポーネントの設定データを指定する

「今すぐ設定」設定オプションでのインストールの場合、インストーラは、選択した製品コンポーネントのうち、インストール時に設定可能なコンポーネントの設定に対する質問を 1 つ以上表示します。選択を行う際には、次の情報が役立ちます。


ヒント –

インストールが完了したあとで、次の場所にある「インストールサマリー」で設定情報を確認できます。

Solaris OS の場合: /var/sadm/install/logs

Linux の場合: /var/opt/sun/install/logs


  1. 各製品コンポーネントの設定を指定します。

    デフォルト値を受け入れるか、または製品コンポーネントのワークシートで収集した情報を使用して、各製品コンポーネントに関するインストーラの質問に答えます。

    標準的な設定の質問は次のように表示されます。


    Web Server: インスタンス設定を指定してください
    
    サーバー名 [myComputer.example.com]  {"<" 戻る, "!" 終了}
    HTTP ポートの入力 [80]  {"<" 戻る, "!" 終了}
    実行時 UNIX ユーザー ID を入力してください [webservd]  {"<" 戻る, "!" 終了}
    ドキュメントルートディレクトリを入力してください [/var/opt/SUNWwbsvr7/docs] {"<" 戻る, "!" 終了}

    注 –

    Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging とともに Access Manager をインストールする場合は、Access Manager 旧バージョン (6.x) インストールタイプを使用することが必要です。Access Manager レルム (7.x) インストールタイプは、これらの製品コンポーネントを 1 つもインストールしない場合にのみ使用できます。

    • 今すぐ設定:次のように表示され、選択するよう求められます。インストールタイプ [レガシー]。デフォルトの「レガシー (バージョン 6.x スタイル)」を選択します。Access Manager を実行するために Web コンテナが必要とされる場合は、「コンソール配備 URI」を amconsole に設定してください。

    • あとで設定:インストール後に、root として amconfig スクリプトを実行して、Access Manager を設定します。旧バージョン (6.x) インストールタイプを選択するには、設定スクリプト入力ファイル amsamplesilent に次のパラメータを設定します。

      • AM_REALM=disabled

      • CONSOLE_DEPLOY_URI=/amconsole



    注 –

    Web Server を Web コンテナとして使用するには、Web Server の「設定タイプを選択してください」ページで質問が表示されたときに、Web Server の設定タイプのモードが「エージェント」ではなく「管理サーバー」に設定されている必要があります。デフォルト値は「管理サーバー」です。


  2. 選択した製品コンポーネントとサブコンポーネントのリストを確認します。

    設定値を設定すると、選択されたコンポーネントとサブコンポーネントの「インストール準備完了」リストがインストーラによって表示されます。次に例を示します。


    インストール準備完了
    -------------------------
    次のコンポーネントがインストールされます。
    
    製品: Sun Java(TM) Communications Suite
    アンインストールの場所: /var/sadm/prod/SUNWcomm-entsys5
    必要な容量: 472.81 MB
    ----------------------------------------------
    Sun Java(TM) System Web Server 7.0
       Sun Java(TM) System Web Server 7.0 サンプル
       Sun Java(TM) System Web Server 7.0 CLI
       Sun Java(TM) System Web Server 7.0 コア
    Sun Java(TM) System Directory Preparation Tool
    Sun Java(TM) System Directory Server Enterprise Edition 6.0
       Sun Java(TM) System Directory Server Enterprise Edition 6 コマンドラインユーティリティー
       Java Enterprise System Directory Server 6 Core Server
       Java Enterprise System Directory Service Control Center
       Java Enterprise System Directory Proxy Server 6 コアサーバー

    変更する必要がある場合は、これまでの質問の中で変更が必要なものが表示されるまで、< を入力して Return キーを押します。ここには共有コンポーネントは表示されませんが、それらはすでに確認されており、選択した製品コンポーネントが必要とする場合にはインストールされます。