ここでは、システムから製品コンポーネントをアンインストールしたあとで実行が必要となる作業について説明します。実際に必要となる作業は、アンインストールした製品コンポーネントによって異なります。
Access Manager はアンインストールしたが、その Web コンテナ (Application Server または Web Server) はアンインストールしなかった場合、Access Manager が配備されていたインスタンスに対して設定変更を適用する必要があります。
場合によっては、アンインストーラでは Access Manager ファイルの一部またはすべてが削除されないことがあります。その場合は、次の 2 つのディレクトリとその内容を削除して、最終的なクリーンアップを行います。
Solaris OS の場合: /opt/SUNWam
Linux の場合: /opt/sun/identity
Access Manager がデフォルトの場所にインストールされなかった場合:
AccessManager_base/idenity
Access Manager はアンインストールしたが、その配備先の Application Server はアンインストールしなかった場合、次の手順を実行する必要があります。
必要に応じて Application Server の管理インスタンスを起動します。たとえば、Solaris ホストの場合は次のようにします。
cd /opt/SUNWappserver/appserver/bin./asadmin start-domain --user admin_user --passwordfile path_to_admin-password_file domainname
ブラウザから Application Server の管理コンソールにアクセスします。デフォルトの URL は、https://hostname:4849 です。
左ペインで、Application Server インスタンスの左側のキーをクリックします。
サーバーまたは Access Manager が配備されていた Application Server インスタンスの名前を選択します。
「変更の適用」をクリックします。
場合によっては、アンインストーラによって Messaging Server インストールファイルが完全に削除されないことがあります。最後のクリーンアップが必要な場合は、次の一部またはすべての作業を実行します。
root としてログインするか、スーパーユーザーになります。
Messaging Server ベースディレクトリとその内容を削除します。デフォルトで、ベースディレクトリは次の場所にあります。
Solaris OS の場合: /opt/SUNWmsgsr
Linux の場合: /opt/sun/messaging
オプションで、Messaging Server の設定ディレクトリを削除します。
設定ディレクトリを削除すると、ストア内のメールメッセージを含むすべての設定ファイルとデータファイルが削除されます。このディレクトリを削除する前に、この結果が必要であることを確認してください。
デフォルトで、設定ディレクトリは次の場所にあります。
Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWmsgsr
Linux の場合: /var/opt/sun/messaging
Messaging Server のすべての sendmail 設定を元に戻します。
Solaris OS の場合crle 設定から、MessagingServer-base /lib ディレクトリを削除します。このディレクトリは、setuid プログラムに、MessagingServer-base /lib が信頼されるディレクトリであることを指定するために追加されました。詳細については、crle のマニュアルページを参照してください。
Access Manager はアンインストールしたが、その配備先の Web Server はアンインストールしなかった場合、次の手順を実行する必要があります。
必要に応じて Web Server の管理インスタンスを起動します。「Web Server の起動」を参照してください。
Web Server の管理コンソールにアクセスします。次に例を示します。
/var/opt/SUNWwbsvr7 instance-config-root /admin-server/bin/startserv
「変更の適用」をクリックして、Web コンテナを再起動します。