ここでは、Instant Messaging ソフトウェアのインストール要件を示します。インストールを実行する前に、最小限のハードウェアおよびオペレーティングシステム要件を満たしていることを確認してください。JRE 1.4 は、サーバーとクライアントの両方でサポートされています。また、インストールする前に、製品のパッチをすべて確認してください。
Sun Java System Instant Messaging の最新の必須パッチリストについては、SunSolve Online の「Patch Portal」を参照してください。システムのパッチ要件が変わり、Java Enterprise System コンポーネントのパッチが利用できるようになると、SunSolve から、最初は推奨するパッチクラスタの形で更新機能が提供されます。
Sun Java Communications Suite 5 の一般リリース時点では、次の Instant Messaging 7.2 のアップグレードパッチが利用できます。
プラットフォーム |
パッチ番号 (英語) |
パッチ番号 (ローカライズされた言語) |
---|---|---|
Solaris、SPARC |
118786–26 |
120841–02 |
x86 |
118787–26 |
120841–02 |
Linux |
118788–26 |
120842–02 |
さらに、次の Instant Messaging SDK 7.2 のアップグレードパッチが利用できます。
プラットフォーム |
パッチ番号 |
---|---|
Solaris、SPARC |
118789–27 |
x86 |
118790–27 |
Linux |
118791–27 |
このリリースの Instant Messaging ソフトウェアのハードウェアおよびソフトウェア要件については、次の節で説明します。
このリリースの Sun Java System Instant Messaging では、次のプラットフォームがサポートされます。
SolarisTM 9 (5.9) OS (SPARC® プラットフォーム版、x86 プラットフォーム版、および Opteron プラットフォーム版)
Solaris 10 OS (SPARC プラットフォーム版、x86 プラットフォーム版、Opteron プラットフォーム版)
Red Hat Enterprise Linux AS 3.0 および AS 4.0
Solaris 用の推奨パッチについては、SunSolve Online を参照してください。
このバージョンの Instant Messaging は、次のバージョンのほかのサーバーソフトウェアと互換性があります。
Sun Java System Access Manager 7 2006Q4
Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8 2006Q4
Sun Java System Calendar Server 6 2006Q4
Sun Java System Directory Server 6 2006Q4
Sun Java System Messaging Server 6 2006Q4
Sun Java System Portal Server 7 2006Q4
Sun Java System Web Server 7 2006Q4
Instant Messaging インストール時の最小ハードウェア要件は、次のとおりです。
ソフトウェア用として約 300M バイトの空きディスク領域。
ユーザーごとに約 5K バイトのディスク領域。
256M バイト以上の RAM。必要な RAM の容量は、並行して実行されるクライアント接続の数およびサーバーとマルチプレクサを同一のホストに導入するかどうかに応じて変化します。
今回のリリースは、次のクライアントプラットフォームに対応しています。
Solaris 8、9、および 10
Microsoft Windows 98、ME、NT (SP 6a)、2000、XP
Mac OS X 10.1 以降
Red Hat Linux 7.2 以降
Windows 上では、次のブラウザの Java Plug-in を使用して Instant Messenger を実行できます。
NetscapeTM 7.2 以降
MozillaTM 1.7 以降
Mozilla Firefox 1.0 以降
Internet Explorer 6.0 SP 2 以降
クライアントマシンに Java 1.4 以降のバージョンがインストールされている場合は、そのままの状態で Java Plug-in および Java Web Start を使用できます。Netscape Navigator v7 および最近のバージョンの Mozilla ブラウザには、Java v1.4 以降が含まれています。Internet Explorer には最新版の Java は含まれていません。Java 1.4 がインストールされたクライアントで問題が発生する場合は、5.0 にアップグレードしてください。JDKTM 5.0 は、Sun Java System Instant Messaging に含まれています。
クライアントマシンに Java v1.4 以降がインストールされていない場合、Java Web Start をインストールする必要があります。Java v1.4 は、Java Technology Web サイトからダウンロードして、インストールできます。
Java Web Start は、Java Web Start Technology Web サイトからダウンロードして、インストールできます。
HTML リンクは、Instant Messenger を介して交換できます。Instant Messenger 内で HTML リンクをクリックすると、リンクがアクティブになります。リンクがアクティブになると、メッセンジャーによりブラウザが起動されます。表 4–2 は、サポートされているオペレーティングシステムとブラウザの組み合わせの一覧です。
表 4–2 Instant Messaging でサポートされるクライアント OS とブラウザの組み合わせ
オペレーティングシステム |
ブラウザ |
---|---|
Solaris 10 JDS DesktopTM |
Netscape Communicator 8.0 以降、Mozilla 1.7.12 以降、Mozilla Firefox 1.5.0 以降 |
Red Hat Linux Desktop 7.0 以降 |
Netscape Communicator 8.0 以降、Mozilla 1.7.12 以降、Mozilla Firefox 1.5.0 以降 |
Red Hat Linux Desktop 9.0 以降 |
Netscape Communicator 8.0 以降、Mozilla 1.7.12 以降、Mozilla Firefox 1.5.0 以降 |
Microsoft Windows 98/ME/NT/2000/XP |
制限なし |
Mac OS X |
制限なし |
Instant Messenger は、大半のプラットフォーム上で 20 〜 40M バイトのメモリーを使用します。メモリー要件を見積もる際には、クライアントマシンで使用するほかのアプリケーション (オペレーティングシステムを含む) の要件も考慮してください。Instant Messenger およびほかのアプリケーションを快適に使用するためには、ほとんどの場合、128M バイト以上の RAM を搭載することが推奨されています。メモリー消費量の多いオペレーティングシステムを使用する場合、より多くのメモリーが必要になります。