Sun Java Communications Suite 5 リリースノート

Messaging Server の要件

ここでは、このリリースの Messaging Server に対する次のプラットフォーム、クライアント製品、およびソフトウェアの追加要件について説明します。


注 –

以前のバージョンの Messaging Server から Messaging Server 6.3 へのアップグレードの詳細については、「Messaging Server のインストールに関する注意事項」を参照してください。


Messaging Server に関する重要なパッチ情報

Sun Java System Messaging Server の最新の必須パッチの一覧を参照するには、http://sunsolve.sun.com にアクセスし、「パッチ」または「パッチ・サポート・ポータル」のいずれかを選択します。オペレーティングシステムのパッチ要件に変更があり、Java Enterprise System コンポーネントのパッチが利用可能になった場合、更新は SunSolve から入手できます。最初は、推奨パッチクラスタの形式で提供されます。

Sun Java Communications Suite 5 の一般リリース時点では、次の Messaging Server 6.3 のアップグレードパッチが利用できます。

プラットフォーム 

パッチ番号 (英語) 

パッチ番号 (ローカライズされた言語) 

Solaris、SPARC 

120228-16 

117784-17 

x86 

120229-16 

117785-17 

Linux 

120230-16 

117786-17 

Messaging Server のオペレーティングシステム要件

今回のリリースは、次のプラットフォームに対応しています。


注 –

Messaging Server は HP-UX または Windows プラットフォームではサポートされなくなりました。


必要なアップグレードパッチやカーネルバージョンなど、Solaris および Linux の要件の詳細については、『Sun Java Communications Suite 5 インストールガイド』を参照してください。

Messaging Server パッケージの一覧については、『Sun Java Communications Suite 5 インストールガイド』の付録 E「このリリースの製品コンポーネント」を参照してください。


注 –

インストーラは必要なプラットフォームパッチをチェックします。すべての必須パッチをインストールする必要があります。そうしないと、インストール処理は続行されません。



注 –

Messaging Server のパフォーマンスは、CPU のパワー、使用可能なメモリー、ディスク容量、ファイルシステムのパフォーマンス、使用パターン、ネットワークの帯域幅など、さまざまな要因によって左右されます。たとえば、スループットはファイルシステムのパフォーマンスに直接関連します。サイズ決定やパフォーマンスについて質問がある場合には、Sun Java System のご購入先に連絡してください。


Messaging Server クライアントソフトウェアの要件

Communications Express が Messaging Server にアクセスするには、JavaScript 対応ブラウザが必要です。パフォーマンスを最適化するには、「Communications Express のブラウザ要件」で推奨されているブラウザを使用してください。

Messaging Server の製品バージョン互換性要件

この節では、Messaging Server と互換性がある製品のバージョンを示します。

表 3–3 Messaging Server の製品バージョン互換性要件

製品 

バージョン 

Sun Java System Directory Server 

5.1、5.2、6.0 

Sun Java System Message Queue 

3.7 

Sun Java System Access Manager (旧 Identity Server) 

旧バージョン (6.x): Access Manager 6 コンソールやディレクトリ情報ツリー (DIT) など、Access Manager 6 の機能をサポートします。Access Manager のほかに Portal Server、Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging をインストールする場合には、Access Manager の「互換 (6.x)」インストールタイプを選択する必要があります。

レルム (7.x): 新しい Access Manager 7 コンソールなど、Access Manager 7 の機能をサポートします。Portal Server、Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging をインストールしない場合にのみ、「拡張 (7.x)」インストールタイプを使用してください。

Sun Java System Web Server 

7.x 

Sun Java System Application Server 

8.2 

Messaging Server の NSS バージョン要件

Messaging Server 6.3 には、共有セキュリティーコンポーネントの NSS version 3.9.3 を使用する必要があります。

製品バージョンの依存関係の詳細については、『Sun Java Enterprise System 5 インストールガイド (UNIX 版)』および 『Sun Java Enterprise System 5 リリースノート (UNIX 版)』を参照してください。

Messaging Server の追加ソフトウェア要件

Messaging Server の本稼働配備では、高性能キャッシュを使用する DNS サーバーがローカルネットワークに必要です。Messaging Server のパフォーマンスは、DNS サーバーの応答性とスケーラビリティーに大きく依存します。

また、DNS が適切に設定されており、ローカルサブネット上にないホストへのルーティングが明確に指定されていることを確認してください。

/etc/hosts ファイル内のインターネットホストテーブルが次のように表示される場合、


123.45.67.89 budgie.west.sesta.com
123.45.67.89 budgie loghost mailhost

            

ホストの IP アドレスの行が 1 行だけになるように変更します。1 番目のホスト名が完全修飾ドメイン名であることを確認します。次に例を示します。


123.45.67.89 budgie.west.sesta.com budgie loghost mailhost

            

高可用性のサポート

Messaging Server は、Solaris 9 または Solaris 10 環境における次のバージョンの Sun Cluster および Veritas Cluster Server で実行できます。

製品 

サポートされるバージョン 

Sun Cluster (SC) 

SPARC: 3.0、3.1 

x86: 3.1 Update 4 

Linux の場合: サポートしない 

Veritas Cluster Server (VCS) 

SPARC: 3.5、4.0、4.1、5.0 

x86: 3.5、4.0、4.1、5.0 

Linux の場合: サポートしない 

メッセージストアの推奨ファイルシステム

メッセージストアには次のファイルシステムを推奨します。