次のインストールに関する注意事項は、Messaging Server 6.3 リリースに関するものです。
Messaging Server のインストールには、Communications Services のインストーラを使用します。
インストール手順については、『Sun Java Communications Suite 5 インストールガイド』を参照してください。
次に、次のようにして Messaging Server を設定する必要があります。
Directory Server Preparation Tool の comm_dssetup.pl を実行します。
Messaging Server 設定プログラムを実行します。
設定手順については、『Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド』を参照してください。
Messaging Server が使用するディレクトリサーバーを準備するプログラムである comm_dssetup.pl の最新バージョンに、次の変更が実装されました。
サイレントインストール: password change
-w dirmanager_passwd は非推奨になり、-j passwd_file に置き換えられました。
comm_dssetup.pl のその他の変更点については上記を参照してください。
以前のリリースから Messaging Server 6.3 にアップグレードする場合、『Sun Java Communications Suite 5 アップグレードガイド』のアップグレード手順に従ってください。
Messaging Server を初めてインストールする場合、または Messaging Server の以前のバージョンからアップグレードする場合は、Solaris システムの /etc/hosts ファイルに次のエントリがあるようにします。
<ip-of system> <FQHN> <hostname>
例: 129.158.230.64 budgie.siroe.varrius.com budgie
Solaris 10 プラットフォームでは、完全修飾ドメイン名 (FQDN: Fully Qualified Domain Name) を /etc/hosts ファイルにのみでなく、/etc/inet/ipnodes ファイルにも追加する必要があります。そのようにしない場合、ホスト名が完全修飾ドメイン名でないことを示すエラーが返されます。
Messaging Server のアップグレード後に、ulimit を次のように設定して、ファイル記述子の数を増加させる必要があります。
ulimit -n number_of_file_descriptors
次に例を示します。
ulimit -n 100000
アップグレード手順の詳細については、『Sun Java Communications Suite 5 アップグレードガイド』を参照してください。
Messaging Server 6.3 をバックエンドとして、および Messaging Server 6 2005Q4 をフロントエンドとして使用する場合は、管理サーバーなしでフロントエンドが動作するように次のように設定する必要があります。
Communications Suite 5 のインストーラを使用して、バックエンドの Messaging Server 6.3 をインストールおよび設定します。
Java Enterprise System 2005Q4 のインストーラを実行して、フロントエンドの Messaging Server 6 2005Q4 をインストールし、要求されたら、「あとで設定」オプションを選択します。
テキストエディタで msg-svr-base/lib/config-templates/DevsetupDefaults.properties を開きます。
次の行を変更します。
ADMINSERVER_SERVERROOT_CONF = /etc/mps/admin/v.5.2/shared/config/serverroot.conf
次のように変更します。
ADMINSERVER_SERVERROOT_CONF = NO_ADMIN_SERVER