Messaging Server は、SSL (Secure Socket Layer) プロトコルを使用することにより、IMAP、POP、および HTTP クライアントの暗号化通信をサポートします。Messaging Server の SSL サポートの一般情報については、「23.5 暗号化と証明書に基づく認証を構成する」を参照してください。
「SSL を使用した IMAP」のデフォルト (推奨) ポート番号 (993) を使用するか、または「SSL を使用した IMAP」に別のポートを指定することができます。
現在の IMAP クライアントの多くが個別の IMAP ポートおよび SSL を使用した IMAP ポートを必要としているため、Messaging Server ではオプションとしてそれぞれに個別のポートを使用できます。最近では、同じポートによる IMAP および「SSL を使用した IMAP」の通信が新たな標準となってきています。お使いの Messaging Server に SSL の証明書 (「23.5.1 証明書の入手」を参照) がインストールされていれば、同じポートを使って IMAP および「SSL を使用した IMAP」の通信を行うことができます。
POP 用の個別 SSL ポートは、デフォルトでは 995 です。STLS コマンドを使用して、通常の POP ポートで SSL を開始することもできます (「5.5 POP サービスを設定する」を参照)。
「SSL を使用した HTTP」のデフォルトポート番号 (443) を使用するか、または HTTPS に別のポートを指定することができます。