メッセージの処理後、SpamAssassin はメッセージがスパムかどうかを判定します。mode オプションを使用すると、判定を示すために返す文字列を指定できます。文字列の選択肢は、NULL、デフォルト、SpamAssassin の結果文字列、または verdict オプションで指定された verdict 文字列です。デフォルトの文字列とは、NULL、SpamAssassin の結果文字列、または verdict で指定された文字列ではなく、その他の設定不可能な結果文字列です。mode の動作の概要を次の表で説明します。
表 14–5 SpamAssassin の mode オプションに対応して返される文字列
verdict の設定 |
スパムかどうか |
mode=0 |
mode=1 |
mode=2 |
mode=3 |
---|---|---|---|---|---|
verdict="" (設定なし) |
はい |
NULL |
SpamAssassin の結果 |
SpamAssassin の結果 |
SpamAssassin の結果 |
いいえ |
デフォルト |
デフォルト |
SpamAssassin の結果 |
デフォルト |
|
verdict=文字列 |
はい |
verdict 文字列 |
SpamAssassin の結果 |
SpamAssassin の結果 |
SpamAssassin の結果 |
いいえ |
デフォルト |
デフォルト |
SpamAssassin の結果 |
verdict 文字列 |
1 列目は、verdict オプションが設定されているかどうかを示します。2 列目は、メッセージがスパムかどうかを示します。mode の列は、各モードに対応して返される文字列を示します。たとえば、verdict が設定されておらず mode が 0 に設定されている場合、メッセージがスパムでなければデフォルト文字列が返されます。verdict が YO SPAM! に設定されていて mode が 0 に設定されている場合、メッセージがスパムであれば YO SPAM! が返されます。