ほとんどの通知メッセージでは、1 つの local.store.notifyplugin コマンドを実行することによってメッセージを指定します。
ただし、次の通知メッセージは、複数の local.store.notifyplugin コマンドで設定されるか、または設定できます。
NewMsg
UpdateMsg
DeleteMsg
MsgFlags
次の手順は、これらの通知メッセージを設定する方法を説明しています。
新しい電子メールメッセージや更新された電子メールメッセージがあった場合に送信される通知メッセージのテキストに、メッセージヘッダーとメッセージ本文を追加できます。
メッセージヘッダーとメッセージ本文の追加はオプションです。両方の機能またはどちらかの機能だけを含めるか、あるいはどちらも含めないようにすることができます。デフォルトでは、メッセージヘッダーもメッセージ本文も、送信されるメッセージに含まれません。
新しいメッセージまたは更新されたメッセージの通知を次のように指定します。
configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.NewMsg.enable -v 1 |
configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.UpdateMsg.enable -v 1 |
ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、
-v 1 はこれらのメッセージの通知を有効にします。値を 0 にすると、通知を無効にします。
次の例のように、0 より大きい値を持つ maxHeaderSize パラメータを指定します。
configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.maxHeaderSize -v 1024 |
ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、
1024 は送信されるヘッダーの最大サイズです。maxHeaderSize のデフォルト値は 0 です。この場合、送信されるメッセージにヘッダー情報は含まれません。
次の例のように、0 より大きい値を持つ maxBodySize パラメータを指定します。
configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.maxBodySize -v 1024 |
ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、
5120 は送信されるメッセージ本文の最大サイズです。maxBodySize のデフォルト値は 0 です。この場合、送信されるメッセージに本文は含まれません。
電子メールメッセージが削除されたときに送信される通知メッセージのテキストにメッセージヘッダーを追加できます。
メッセージヘッダーの追加はオプションです。デフォルトでは、メッセージヘッダーを含まない通知が送信されます。
電子メールメッセージが削除されたときに通知が送信されるようにします。
configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.DeleteMsg.enable -v 1 |
ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、
-v 1 はこのメッセージの通知を有効にします。値を 0 にすると、通知を無効にします。
configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.ExpungeHeaders -v 1 |
ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、
-v 1 は、削除されたメッセージの通知にメッセージヘッダーを含めるようにします。ExpungeHeaders のデフォルト値は 0 です。この場合、削除されたメッセージの通知にヘッダー情報は含まれません。
DeleteMsg メッセージにメッセージヘッダーを含めるには、ExpungeHeaders パラメータを設定してください。
次の例のように、0 より大きい値を持つ maxHeaderSize パラメータを指定します。
configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.maxHeaderSize -v 1024 |
ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、
1024 は送信されるヘッダーの最大サイズです。maxHeaderSize のデフォルト値は 0 です。この場合、送信されるメッセージにヘッダー情報は含まれません。
電子メールメッセージの状態が変更されたときに送信されるように通知メッセージを設定できます。
電子メールメッセージへの次の操作によって状態フラグが変更された場合は常に、メッセージフラグ通知が生成されます。
返信済み
フラグ設定済み
削除済み
開封済み (読み取り済み)
下書き
メッセージフラグ通知が送信される場合、その通知には次のプロパティーが含まれます。
状態が変更される前に電子メールメッセージに対して設定されたフラグ
状態が変更されたあとに電子メールメッセージに対して設定されたフラグ
これらの情報は、5 文字の文字列である、oldflags と newflags の 2 つのプロパティーで伝えられます。
これらの 2 つのプロパティーの値の説明については、「newflags および oldflags プロパティーの構文」を参照してください。
メッセージフラグ通知を有効にするには、次の configutil パラメータを設定してください。
local.store.notifyplugin.MsgFlags
local.store.notifyplugin.*.MsgFlags.enable
最初の MsgFlags パラメータは、状態フラグの値の変更を通知メッセージで配信できるように、IMAP サーバーおよびメッセージストアがこの情報を識別して追跡できるようにします。
このパラメータは、すべての通知プラグインに適用されます。そのため、どの通知プラグインがメッセージフラグ通知を使用する場合でも、このパラメータを有効にしてください。メッセージフラグ通知を使用するプラグインがない場合は、このパラメータを無効 (デフォルト値) にする必要があります。
2 番目のパラメータ *.MsgFlags.enable は、特定のプラグインライブラリでメッセージフラグ通知が送信されるようにします。
メッセージフラグの通知を有効にするには、両方のパラメータを設定してください。
状態フラグの追跡を可能にし、メッセージフラグ通知に状態情報が含まれるようにします。
configutil -o local.store.notifyplugin.MsgFlags -v 1 |
ここで、-v 1 は、メッセージフラグ通知でメッセージフラグ情報が送信されるようにします。値を 0 にすると、この通知を無効にします。
特定のプラグインでメッセージフラグ通知が送信されるようにします。
configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.MsgFlags.enable -v 1 |
ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、
-v 1 はこのプラグインのメッセージフラグ通知を有効にします。値を 0 にすると、通知を無効にします。