Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

22.3.3 特定のメッセージタイプに対する通知

通知は、テキストメッセージ、ボイスメール、イメージデータなどの、異なるタイプのメッセージに関する状態情報を配信できます。ユーザーはたいてい、これらの異なるメッセージタイプのメッセージが同じメールフォルダに格納されることを期待しています。たとえば、新しいテキストメッセージとボイスメールがユーザーの携帯電話の受信箱に到着することを希望する場合があります。

これらのメッセージタイプを設定するには、store.messagetype.enable などの configutil コマンドを使用します。メッセージタイプの設定と管理については、第 20 章「メッセージストアを管理する」にある「メッセージタイプの管理」を参照してください。

メッセージタイプが設定されていれば、JMQ 通知メッセージで特定のメッセージタイプを識別できます。通知メッセージをメッセージタイプごとに解釈し、各タイプに関する状態情報をメールクライアントに配信するように Message Queue クライアントを記述できます。

たとえば、異なるタイプの新しいメッセージがユーザーのメールボックスに到着したとします。たとえば、ユーザーの受信箱に 7 つの新しいボイスメールメッセージと 4 つの新しいテキストメッセージが存在することをユーザーに通知するデータを、NewMsg 通知メッセージに含めることができます。

次の通知メッセージに、特定のメッセージタイプを追跡するための情報を含めることができます。


NewMsg
UpdateMsg
ReadMsg
TrashMsg
DeleteMsg
PurgeMsg
OverQuota
UnderQuota

JMQ 通知機能は、現在メールボックス内にあるメッセージの数をメッセージタイプごとにカウントします。1 つのカウントを送信するのではなく、メッセージタイプごとのカウントを指定する配列が通知メッセージとともに送信されます。

メッセージ固有のカウントは numMsgs プロパティーに含まれ、通知メッセージで配信されます。ReadMsg および TrashMsg 通知メッセージでは、開封されたメッセージの数 (numSeen) と削除済みとしてマークされた数 (numDeleted) もメッセージタイプごとにカウントされます。


注 –

イベント通知サービスは、メッセージタイプをサポートしていません。メッセージタイプに関する情報を配信するには、JMQ 通知プラグインを使用してください。