「C.3 SMS チャネルの設定」に従って SMS チャネルを設定すると、チャネルに 1 つまたは複数のホスト名が関連付けられます。説明のため、ここでは sms.siroe.com というホスト名がチャネルに関連付けられたホスト名であると仮定します。この場合、電子メールは次の形式のアドレスでチャネルに送信されます。
local-part@sms.siroe.com
local-part は、SMS 宛先アドレス (携帯電話番号、ポケットベル ID など) または次の形式の属性と値のペアのリストのどちらかです。
/attribute1=value1/attribute 2=value2/.../@sms.siroe.com
表 C–1 に、認識される属性名とその使用法を示します。これらの属性を使用して、一部のチャネルオプションで受取人単位の制御が行えます。
表 C–1 SMS 属性
属性名 |
属性値と使用法 |
---|---|
ID |
SMS メッセージの送信先である SMS 宛先アドレス (携帯電話番号、ポケットベル ID など)。この属性とその値は必須です。 |
FROM |
SMS ソースアドレス。オプションが USE_HEADER_FROM=0 である場合は無視されます。 |
FROM_NPI |
指定した NPI 値を使用します。オプションが USE_HEADER_FROM=0 である場合は無視されます。 |
FROM_TON |
指定した TON 値を使用します。オプションが USE_HEADER_FROM=0 である場合は無視されます。 |
MAXLEN |
生成された SMS メッセージまたはこの受取人宛のメッセージに含める最大合計バイト数 (8 ビットバイト)。MAXLEN の値と 「MAX_MESSAGE_SIZE」チャネルオプションで指定されている値のうち、低いほうの値が使用されます。 |
MAXPAGES |
この受取人用に電子メールを分割して生成される SMS メッセージの最大数。MAXPAGES の値と 「MAX_PAGES_PER_MESSAGE」チャネルオプションで指定されている値のうち、低いほうの値が使用されます。 |
NPI |
ID 属性で指定されている宛先 SMS アドレスの番号計画識別子 (NPI) の値を指定します。この属性で受け入れられる値については、「DEFAULT_DESTINATION_NPI」チャネルオプションを参照してください。この属性が使用されると、その値は DEFAULT_DESTINATION_NPI チャネルオプションで指定されている値より優先されます。 |
PAGELEN |
この受取人宛の単一の SMS メッセージに含める最大バイト数。この値と 「MAX_PAGE_SIZE」チャネルオプションで指定されている値のうち、小さいほうの値が使用されます。 |
TO |
ID と同義。 |
TO_NPI |
NPI と同義。 |
TO_TON |
TON と同義。 |
TON |
ID 属性で指定されている宛先 SMS アドレスの番号種別 (TON) の値を指定します。この属性で受け入れられる値については、「DEFAULT_DESTINATION_TON」チャネルオプションを参照してください。この属性が使用されると、その値は DEFAULT_DESTINATION_TON チャネルオプションで指定されている値より優先されます。 |
次にアドレスの例を示します。
123456@sms.siroe.com /id=123456/@sms.siroe.com /id=123456/maxlen=100/@sms.siroe.com /id=123456/maxpages=1/@sms.siroe.com |
電子メールアドレスの SMS 宛先アドレス部分に対する変換、妥当性チェック、およびその他の処理については、「C.2.4 サイト定義のアドレス妥当性チェックと変換」を参照してください。