Messaging Server および高可用性 (Veritas Cluster および Sun Cluster の両方に適用される) のインストールに関して次のことに注意してください。
Messaging Server の高可用性は、デフォルトでインストールされません。Sun Cluster 2.2 または Veritas Cluster Server 1.1 以降をインストールする場合は、「カスタムインストール」メニューから「高可用性コンポーネント」を選択してください。
Sun Cluster 3.0 U1 または U2 をインストールする場合は、インストールの種類で「カスタムインストール」を選択するようにしてください。ただし、Messaging Server のインストール時に Sun Cluster 2.2/Veritas HA コンポーネントは選択しないでください。
インストールの実行時に、Messaging Server の HA 論理ホスト名および関連 IP アドレスが機能している (たとえばアクティブである) ことを確認してください。これは、インストールの一部でこれらの情報を使用し、TCP 接続を行うためです。Messaging Server の HA 論理ホスト名が現在指定しているクラスタノードで、インストールを実行してください。
msg_svr_base が共有ファイルシステム上にあることを確認します。共有ファイルシステム上にない場合、高可用性が正常に機能しません。たとえば、別のノードに処理が継続されると、サーバーは障害の発生したノード上に蓄積したデータを参照しなくなります。
初期実行時設定の際に Messaging Server ホストの完全修飾のドメイン名を求められたときは、Messaging Server の完全修飾 HA 論理ホスト名を指定してください。インストール中に、この論理ホスト名を使用した TCP 接続が試行されます。
ha_ip_config の実行時に Messaging Server の IP アドレスを要求されたときは、Messaging Server の論理ホスト名に関連付けられた IP アドレスを指定してください。物理ホストの IP アドレスを使用しないでください。
クラスタリングソフトウェアは、Messaging Server の現在のバージョンのインストールと設定を行う前にインストールする必要があります。その場合は、Messaging Server の HA 論理ホスト名が現在指定しているクラスタノードで、インストールを実行してください。ノード名の入力を要求されたら、クラスタエイリアスを入力してください。
Messaging Server の初期実行時設定 (「1.3 Messaging Server の初期実行時設定を作成する」を参照) を実行する際に、Messaging Server のクラスタの完全修飾 HA 論理ホスト名を指定してください。
Messaging Server を設定するには、クラスタホスト名を使用してください。それ以外の方法で設定した場合、クラスタホスト名を使用して再設定する必要があります。