Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

5.1.3 暗号化通信用のポート

Messaging Server は、SSL (Secure Socket Layer) プロトコルを使用することにより、IMAP、POP、および HTTP クライアントの暗号化通信をサポートします。Messaging Server の SSL サポートの一般情報については、「23.5 暗号化と証明書に基づく認証を構成する」を参照してください。

5.1.3.1 SSL を使用した IMAP

「SSL を使用した IMAP」のデフォルト (推奨) ポート番号 (993) を使用するか、または「SSL を使用した IMAP」に別のポートを指定することができます。

現在の IMAP クライアントの多くが個別の IMAP ポートおよび SSL を使用した IMAP ポートを必要としているため、Messaging Server ではオプションとしてそれぞれに個別のポートを使用できます。最近では、同じポートによる IMAP および「SSL を使用した IMAP」の通信が新たな標準となってきています。お使いの Messaging Server に SSL の証明書 (「23.5.1 証明書の入手」を参照) がインストールされていれば、同じポートを使って IMAP および「SSL を使用した IMAP」の通信を行うことができます。

5.1.3.2 SSL を使用した POP

POP 用の個別 SSL ポートは、デフォルトでは 995 です。STLS コマンドを使用して、通常の POP ポートで SSL を開始することもできます (「5.5 POP サービスを設定する」を参照)。

5.1.3.3 SSL を使用した HTTP

「SSL を使用した HTTP」のデフォルトポート番号 (443) を使用するか、または HTTPS に別のポートを指定することができます。