これらのプロセスによって、IMAP、POP、および Web メールサービスにアクセスします。これらのいずれかが実行されていないか応答がない場合、サービスは正しく機能しません。サービスが実行されていても過負荷の場合は、監視することでそれを検出し、より適切に設定し直すことができます。
接続が拒否されるか、システムが遅すぎて接続できません。たとえば、IMAP が実行されていないときに IMAP に直接接続しようとすると、以下のようなメッセージが表示されます。
telnet 0 143 Trying 0.0.0.0... telnet: Unable to connect to remote host: Connection refused
クライアントに接続しようとすると、以下のようなメッセージが表示されます。
Client is unable to connect to the server at the location you have specified. The server may be down or busy.
watcher と msprobe によって監視することができます。「4.5 障害が発生したサービスや応答がないサービスの自動再起動」および 「27.8.9 msprobe および watcher 関数を使用した監視」を参照してください。
SNMP によって監視することができます。
SNMP を設定している場合は、これらのプロセスを監視することをお勧めします。付録 A 「SNMP サポート」を参照してください。サーバー情報は、Network Services Monitoring MIB にあります。
ログファイルをチェックします。
msg-svr-base/log/service ディレクトリ (service は http、IMAP、POP のいずれか) を確認します。このディレクトリで、ログファイルの数を確認します。ファイル名の 1 つは、service の名前 (imap、pop、http) で、残りのファイル名はサービスの名前にシーケンス番号および日付が連結されたものです。次に例を示します。
imap imap.29.1010221593 imap.31.1010394412 imap.33.1010567224
サービス名だけのファイルは、最新のログです。それ以外のファイルは、シーケンス番号 (ここでは 29、31、33) 順に並べられ、シーケンス番号の一番大きいファイルが次に新しいファイルです (第 25 章「ログの管理」を参照)。
サーバーが停止した場合は、以下のように表示されることがあります。
imap.12.1065431243:[07/Oct/2003:01:15:43 -0700] gotmail-2 imapd[20525]: General Warning: Sun Java System Messaging Server IMAP4 6.1 (built Sep 24 2003) shutting down
counterutil を使ってチェックできます。「27.8.3 counterutil」および 『Sun Java System Messaging Server 6.3 Administration Reference』の「counterutil」を参照してください。
プラットフォーム固有のコマンドを実行して、imapd、popd、および httpd プロセスが実行中かどうかを確認します。たとえば、Solaris では、ps コマンドを使用し、imapd、popd、および mshttpd を検索することができます。
「27.8.9.1 警告メッセージ」に記載されているサーバー応答設定パラメータを設定することによって、指定したサーバーのパフォーマンスしきい値に対する警告を設定することができます。
「27.8.1 immonitor-access」を参照してください。