Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド

22.2.2 複数の configutil パラメータを使用する通知メッセージの指定

ほとんどの通知メッセージでは、1 つの local.store.notifyplugin コマンドを実行することによってメッセージを指定します。

ただし、次の通知メッセージは、複数の local.store.notifyplugin コマンドで設定されるか、または設定できます。

  1. NewMsg

  2. UpdateMsg

  3. DeleteMsg

  4. MsgFlags

次の手順は、これらの通知メッセージを設定する方法を説明しています。

Procedure新しいメッセージや更新されたメッセージの通知にメッセージヘッダーとメッセージ本文を含めるように設定する

新しい電子メールメッセージや更新された電子メールメッセージがあった場合に送信される通知メッセージのテキストに、メッセージヘッダーとメッセージ本文を追加できます。

メッセージヘッダーとメッセージ本文の追加はオプションです。両方の機能またはどちらかの機能だけを含めるか、あるいはどちらも含めないようにすることができます。デフォルトでは、メッセージヘッダーもメッセージ本文も、送信されるメッセージに含まれません。

  1. 新しいメッセージまたは更新されたメッセージの通知を次のように指定します。


    configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.NewMsg.enable -v 1

    configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.UpdateMsg.enable -v 1

    ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、

    -v 1 はこれらのメッセージの通知を有効にします。値を 0 にすると、通知を無効にします。

  2. 次の例のように、0 より大きい値を持つ maxHeaderSize パラメータを指定します。


    configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.maxHeaderSize -v 1024

    ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、

    1024 は送信されるヘッダーの最大サイズです。maxHeaderSize のデフォルト値は 0 です。この場合、送信されるメッセージにヘッダー情報は含まれません。

  3. 次の例のように、0 より大きい値を持つ maxBodySize パラメータを指定します。


    configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.maxBodySize -v 1024

    ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、

    5120 は送信されるメッセージ本文の最大サイズです。maxBodySize のデフォルト値は 0 です。この場合、送信されるメッセージに本文は含まれません。

Procedure削除されたメッセージの通知にメッセージヘッダーを含めるように設定する

電子メールメッセージが削除されたときに送信される通知メッセージのテキストにメッセージヘッダーを追加できます。

メッセージヘッダーの追加はオプションです。デフォルトでは、メッセージヘッダーを含まない通知が送信されます。

  1. 電子メールメッセージが削除されたときに通知が送信されるようにします。


    configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.DeleteMsg.enable -v 1

    ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、

    -v 1 はこのメッセージの通知を有効にします。値を 0 にすると、通知を無効にします。

  2. ExpungeHeaders パラメータを指定します。


    configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.ExpungeHeaders -v 1

    ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、

    -v 1 は、削除されたメッセージの通知にメッセージヘッダーを含めるようにします。ExpungeHeaders のデフォルト値は 0 です。この場合、削除されたメッセージの通知にヘッダー情報は含まれません。

    DeleteMsg メッセージにメッセージヘッダーを含めるには、ExpungeHeaders パラメータを設定してください。

  3. 次の例のように、0 より大きい値を持つ maxHeaderSize パラメータを指定します。


    configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.maxHeaderSize -v 1024

    ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、

    1024 は送信されるヘッダーの最大サイズです。maxHeaderSize のデフォルト値は 0 です。この場合、送信されるメッセージにヘッダー情報は含まれません。

22.2.2.1 メッセージの状態が変更されたときの通知の設定

電子メールメッセージの状態が変更されたときに送信されるように通知メッセージを設定できます。

メッセージフラグ通知で配信される情報

電子メールメッセージへの次の操作によって状態フラグが変更された場合は常に、メッセージフラグ通知が生成されます。

メッセージフラグ通知が送信される場合、その通知には次のプロパティーが含まれます。

これらの情報は、5 文字の文字列である、oldflagsnewflags の 2 つのプロパティーで伝えられます。

これらの 2 つのプロパティーの値の説明については、「newflags および oldflags プロパティーの構文」を参照してください。

メッセージフラグ通知に必要な configutil パラメータ

メッセージフラグ通知を有効にするには、次の configutil パラメータを設定してください。

最初の MsgFlags パラメータは、状態フラグの値の変更を通知メッセージで配信できるように、IMAP サーバーおよびメッセージストアがこの情報を識別して追跡できるようにします。

このパラメータは、すべての通知プラグインに適用されます。そのため、どの通知プラグインがメッセージフラグ通知を使用する場合でも、このパラメータを有効にしてください。メッセージフラグ通知を使用するプラグインがない場合は、このパラメータを無効 (デフォルト値) にする必要があります。

2 番目のパラメータ *.MsgFlags.enable は、特定のプラグインライブラリでメッセージフラグ通知が送信されるようにします。


注 –

メッセージフラグの通知を有効にするには、両方のパラメータを設定してください。


Procedureメッセージ状態フラグが変更されたときの通知を有効にする

  1. 状態フラグの追跡を可能にし、メッセージフラグ通知に状態情報が含まれるようにします。


    configutil -o local.store.notifyplugin.MsgFlags -v 1

    ここで、-v 1 は、メッセージフラグ通知でメッセージフラグ情報が送信されるようにします。値を 0 にすると、この通知を無効にします。

  2. 特定のプラグインでメッセージフラグ通知が送信されるようにします。


    configutil -o local.store.notifyplugin.jmqnotify.MsgFlags.enable -v 1

    ここで、jmqnotify はプラグインの名前であり、

    -v 1 はこのプラグインのメッセージフラグ通知を有効にします。値を 0 にすると、通知を無効にします。