ClamAV は、それ自体が置かれている個々のシステム上、単一のシステム配備の Messaging Server と同じシステム上、または 2 層配備の MTA と同じシステム上で実行できます。MTA とメッセージストア間で Local Mail Transfer Protocol (LMTP) が使われている場合、フィルタ処理は MTA から呼び出す必要があります。メッセージストアから呼び出すことはできません。SMTP が MTA とメッセージストア間で使用される場合は、どちらからも呼び出すことができます。
ClamAV が稼働しているサーバーのファームを使用する場合は、その前でロードバランサを使用してください。MTA は、ClamAV サーバー用に 1 つのアドレスのみを持つよう設定されます。
その他の考慮事項は次のとおりです。
ClamAV は無料です。ソフトウェアやマニュアルを入手するには、http://clamav.net を参照してください。
MTA と統合された ClamAV は、ユーザー、ドメイン、またはチャネルに対して有効にできます。
ClamAV パッケージでは、定期的にウイルスシグニチャーを更新するためのユーティリティーが提供されています。このユーティリティーは、freshclam と呼ばれます。詳細については、ClamAV パッケージ のマニュアルを参照してください。
libclamav.so ライブラリは、デフォルトで Messaging Server 2006Q4 以上に付属しています。