設定を変更する権限を持つ管理者としてログインします。
stop-cal を実行して Calendar Server サービスを停止します。
/etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。
古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。
次の表に示すパラメータを 1 つ以上編集します。
ユーザーがカレンダを作成したときに使用されるデフォルトのアクセス制御設定を指定します。形式は、ACE (アクセス制御エントリ) 引数をセミコロンで区切ったリスト形式の文字列です。デフォルトは次のとおりです。
"@@o^a^r^g;@@o^c^wdeic^g; @^a^fs^g;@^c^^g;@^p^r^g"
ACE 形式については、「15.4 カレンダのアクセス制御」を参照してください。Calendar Server ユーティリティーについては、「D.5 cscal」を参照してください。
カレンダ所有者のデフォルトのアクセス制御設定を指定します。デフォルトは次のとおりです。"@@o^a^rsf^g;@@o^c^wdeic^g"
ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの空き/予定ありカレンダリストに含めるかどうかを指定します。デフォルトは “yes” です。
ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの空き/予定ありカレンダリストから削除できるかどうかを指定します。デフォルトは “no” です。
異なるデータベースでのカレンダの検索に使用する URL を指定します。このパラメータは、カレンダデータベースの移行中にのみ使用します。カレンダが 2 つの異なるデータベースに分かれている間は、現在の Calendar Server データベース以外の URL を指定できます。システムでは、まず Calendar Server のカレンダデータベースを検索し、ユーザーが見つからない場合は、リダイレクト URL が利用できるかどうかを確認します。この機能をオフにするには、get_freebusy コマンドで 1 に設定された noredirect パラメータを渡します。
ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの登録済みカレンダリストに含めるかどうかを指定します。デフォルトは “yes” です。
"yes" に指定すると、ユーザーのデフォルトカレンダは公開読み取り/非公開書き込みに初期設定されます。"no" を指定すると、ユーザーのデフォルトカレンダは非公開読み取り/非公開書き込みに初期設定されます。デフォルトは “no” です。
ユーザーカレンダの同じ時間帯に複数の予定をスケジューリングできるかどうかを指定します。
"no": 複数のユーザーからの予約は拒否されます。
"yes": 複数のユーザーからの予約は許可されます (デフォルト)。
このパラメータは、ユーザーカレンダの作成時にのみ使用されます。作成後は、Calendar Server はカレンダプロパティーファイル (ics50calprops.db) を参照して複数のユーザーからの予約の可否を決定します。
複数のユーザーからの予約のカレンダプロパティーの値を変更するには、-k オプションを指定して cscal を実行します。
ユーザーが出席依頼を受信したがデフォルトカレンダがない場合に、ユーザーカレンダを自動作成するかどうかを指定します。このオプションはデフォルトで有効になっています ("yes")。
ファイルを ics.conf として保存します。
Calendar Server を再起動します。
cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal