グループカレンダは、ユーザーカレンダに類似した予定を使用してスケジュールできます。ただし、ユーザーはグループカレンダにログインできません。ユーザーがグループカレンダを閲覧するには、そのカレンダに登録しておく必要があります。グループカレンダを設定するには、次の手順に従って、ics.conf ファイルを編集します。
設定を変更する権限を持つ管理者としてログインします。
stop-cal を実行して Calendar Server サービスを停止します。
/etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。
古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。
次の表に示すパラメータを 1 つ以上編集します。
グループカレンダが複数のユーザーから予約できるかどうかを指定します。デフォルトは yes です。
グループカレンダのデフォルト ACL を指定します。
"@@o^a^r^g;@@o^c^wdeic^g;@^a^rsf^g"
自動プロビジョニングを有効にするか無効にするかを指定します。デフォルトは "yes" (有効) です。
グループの出席依頼に自動的に PARTSTAT=ACCEPTED を与えるかどうかを指定します。
出席依頼に応じてグループを拡張するかどうかを指定します。
"yes" の場合、calstore.group.attendee.maxsize パラメータの制約を満たすとリストが拡張されます。拡張に失敗したり、このパラメータが "no" に設定されている場合は、出席者リストにはグループ名だけが表示され、RSVP は要求されません。
グループを拡張できるかどうかを指定します。"0" の値は拡張限度がないことを示します。どのサイズのグループも拡張できます。
拡張は可能ですが、無制限ではありません。パラメータの値は、拡張したグループ内で許容できる出席者の最大数を示します。グループ内の出席者数が最大サイズを超えた場合、そのグループは拡張されません。
"-1" の値は拡張できないことを示します。
最大サイズを超えたために拡張できない場合、出席者リストにはグループ名だけが表示され、企画者にエラーが返されます。
ファイルを ics.conf として保存します。
Calendar Server を再起動します。
cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal
グループの設定については、「グループ用に Calendar Server を設定するには」を参照してください。