Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

13.2 新規の Calendar Server ドメインの作成

ここでは、Calendar Server 配備でのドメインを追加するうえでの概念情報を提供し、その手順について説明します。複数ドメインでは、いずれかのスキーマを使用できます。ただし、選択できる場合は、Schema バージョン 2 の卓越したツールセットを活用してください。

ここでは、次の内容について説明します。

13.2.1 Calendar Server ドメインの作成の概要

Calendar Server ソフトウェアには、デフォルトで複数ドメインが有効になっています。次の ics.conf パラメータの値を変更しないでください。 service.virtualdomain.support="yes"

第 10 章「Calendar Server 6.3 の複数ドメイン環境の設定」で解説されている準備作業が完了すると、新規ドメインを追加できます。

各ドメインには、設定可能な属性とユーザー設定があります。これらの属性は、icsCalendarDomain オブジェクトクラスに属しています。属性には、アクセス権、アクセス制御リスト (ACL)、ドメイン検索、ドメイン検索のアクセス権、ユーザーの状態、プロキシログインなどのユーザー設定が含まれます。

13.2.2 Schema バージョン 2 モードにドメインを追加するには

ここでは、Schema バージョン 2 モードにドメインを追加する方法について説明します。

Delegated Administrator コンソールまたはユーティリティーのいずれかを使用できます。

13.2.3 Schema バージョン 1 モードにドメインを追加するには

ここでは、csdomain ユーティリティーを使用するための簡易的なサンプル例を示します。

Schema バージョン 1 でドメインを作成するには、csdomain create を使用します。たとえば、west.sesta.com を作成するには、次のコマンドを使用します。

csdomain create west.sesta.com

複数ドメインを設定する方法については、第 10 章「Calendar Server 6.3 の複数ドメイン環境の設定」を参照してください。