Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

14.2.2 Schema バージョン 1 モードで新規カレンダグループを作成するには

グループ LDAP エントリを直接追加します。『Sun ONE Directory Server Resource Kit 5.2 Tools Reference 』に記載されている、Directory Server LDAP コマンドを使用します。

グループ LDAP エントリには icsCalendarGroup オブジェクトクラスが含まれている必要があります。これは、GroupofUniqueNames オブジェクトクラスの拡張です。次の属性も含められます。

属性 

説明 

groupid

グループに対して必要となる唯一の属性です。これは、ユーザーの uid と同じような、グループの一意の識別子です。

icsSecondaryowners

グループの共同所有者。 

icsDefaultacl

新規グループカレンダの ACL 文字列。 

icsCalendar

このグループのデフォルトカレンダの calid

グループには、デフォルトカレンダがなくてもかまいません。 

icsStatus

グループカレンダの状態。指定可能な値は、active inactivedeleted です。

icsTimezone

グループのタイムゾーン。 

icsDWPHost

デフォルトカレンダが格納されているバックエンドホストの名前。 

icsDoublebooking

デフォルトカレンダが、同じ期間に複数の予定のスケジューリングを許可しているか否かを示します。この設定により、icsAllowRights のビット 15、ドメインレベル設定が上書きされます。グループのドメインレベルのデフォルト設定については、「グループ用に Calendar Server を設定するには」を参照してください。

icsAutoaccept

デフォルトカレンダに対し、出席依頼が自動的に許可されるか否かを示します。 

mail

このグループの電子メールアドレス 

owner

所有者の、グループの LDAP エントリの識別名。単独の値しか設定できません。 


注 –

主な所有者は、GroupOfUniqueNames オブジェクトクラスの owner 属性によって指定されます。


たとえば、グループ LDAP エントリには次のものが含まれます。

dn: groupid=mygroup, ou=group, o=sesta.com
objectclass:groupofuniquenames
objectclass:icsCalendarGroup
groupid:mygroup
owner:uid=jdoe, ou=people, o=sesta.com
icsSecondaryowners:uid=pfox, ou=people, o=sesta.com
icsStatus:active
uniqueMember: uid=wsmith, ou=people, o=sesta.com

オブジェクトクラスおよび属性については、『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Schema Reference 』を参照してください。