csrestore は、csbackup で生成したカレンダデータベース、個々のカレンダ、ユーザーのデフォルトカレンダを復元します。csrestore ユーティリティーを Calendar Server がインストールされているローカルマシンで実行し、最初に Calendar Server を停止する必要があります。データベースのバックアップ時は Calendar Server は稼動していてもかまいません。
ここで説明する内容は、次のとおりです。
データベースの所有者 (icsuser) としてログインします。
csbackup ユーティリティーで作成したバックアップディレクトリからカレンダデータベースを復元するときは、csrestore ユーティリティーの database コマンドを使用します。
たとえば、backupdir というバックアップディレクトリに保存されているカレンダデータベースを復元するには、次のように実行します。
csrestore database backupdir
データベースの所有者 (icsuser) としてログインします。
csbackup ユーティリティーで作成したバックアップディレクトリに保存されているデータベースから特定のカレンダを復元するときは、-c オプションを指定して csrestore ユーティリティーの database コマンドを実行します。
たとえば、backupdir というバックアップデータベースディレクトリから jsmithcal@sesta.com というカレンダを復元するときは、次のように実行します。
csrestore -c jsmithcal@sesta.com calendar backupdir
データベースの所有者 (icsuser) としてログインします。
csbackup ユーティリティーで作成したバックアップファイルから特定のカレンダを復元するときは、-c オプションを指定して csrestore ユーティリティーの calendar コマンドを実行します。
保存されているカレンダファイルの形式は、そのファイルの拡張子 (.ics または .xml) で示されます。
たとえば、iCalendar 形式 (text/calendar MIME) の jsmith.ics というファイルとして backupdir ディレクトリに保存されている jsmithcal@sesta.com というカレンダを復元するには、次のように実行します。
csrestore -c jsmithcal@sesta.com calendar backupdir/jsmith.ics
また、XML 形式 (text/calendar MIME) の jsmith.xml というファイルとして bcakupdir ディレクトリに保存されている jsmithcal@sesta.com というカレンダを復元するには、次のように実行します。
csrestore -c jsmithcal@sesta.com calendar backupdir/jsmith.xml
データベースの所有者 (icsuser) としてログインします。
csbackup ユーティリティーでバックアップファイルに保存したユーザーのデフォルトカレンダを復元するには、csrestore ユーティリティーの defcal コマンドを使用します。
保存されているカレンダファイルの形式は、そのファイルの拡張子 (.ics または .xml ) で示されます。
たとえば、iCalendar 形式 (text/calendar MIME) の jsmith.ics というファイルとして backupdir ディレクトリに保存されている、 jsmith@sesta.com というユーザーのデフォルトカレンダを復元するには、次のように実行します。
csrestore -a jsmith@sesta.com defcal backupdir/jsmith.ics
また、XML 形式 (text/xml MIME) の jsmith.xml というファイルとして backupdir ディレクトリに保存されている、jsmith というデフォルトカレンダを復元するには、次のように実行します。
csrestore -a jsmith@sesta.com defcal backupdir/jsmith.xml