Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

E.2.6 Calendar Server カレンダストア構成パラメータ

次の表は、カレンダストア設定用のパラメータ、各パラメータのデフォルト値、説明を示しています。カレンダストアは、予定と仕事の記録をすべて格納しています。

表 E–5 ics.conf ファイルのカレンダストア構成パラメータ

パラメータ 

デフォルト値 

説明 

calstore.anonymous.calid

"anonymous"

匿名ログインに使用されるカレンダ ID (calid)。

user.allow.doublebook

"yes"

カレンダの作成時に、ユーザーカレンダの同一時間帯に複数の予定をスケジューリングできるように設定するかどうかを指定します。 

  • "no": 複数のユーザーからの予約は拒否されます。

  • "yes": 複数のユーザーからの予約は許可されます。

calstore.calendar.default.acl

"@@o^a^r^g;
@@o^c^wdeic^g;
@^a^fs^g;
@^c^^g;
@^p^r^g"

ユーザーがカレンダを作成したときに使用されるデフォルトのアクセス制御設定を指定します。形式は、ACE (アクセス制御エントリ) 引数をセミコロンで区切ったリスト形式の文字列です。 

ACE の形式については、「15.4 カレンダのアクセス制御」を参照してください。

コマンド行ユーティリティーを使用して 1 つ以上の ACE (アクセス制御エントリ) を指定する方法については、「D.5 cscalを参照してください。

calstore.calendar.owner.acl

"@@o^a^rsf^g;
@@o^c^wdeic^g"

カレンダ所有者のデフォルトのアクセス制御設定を指定します。 

calstore.calendar.create.

lowercase

"no"

カレンダの新規作成時、または LDAP CLD プラグインを使用してカレンダを検索する場合に、Calendar Server がカレンダ ID (calid) を小文字に変換するかどうかを指定します。

calstore.default.timezoneID

"America/
New_York"

次の状況で使用するタイムゾーン ID。 

  • タイムゾーン ID が指定されていない

  • カレンダのタイムゾーン ID が見つからない

  • ユーザーのタイムゾーン ID が見つからない

    無効な値を指定した場合、サーバーは GMT (グリニッジ標準時) タイムゾーンを適用します。

calstore.filterprivateevents

"yes"

Calendar Server が、非公開の、および時刻と日付のみが公開される (極秘の) 予定と作業をフィルタリング (認識) できるかどうかを指定します。"no" に設定すると、Calendar Server はそれらを公開の予定および作業と同様に扱います。

calstore.freebusy.include.

defaultcalendar

"yes"

ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの空き/予定ありカレンダリストに含めるかどうかを指定します。 

calstore.freebusy.remove.

defaultcalendar

"no"

ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの空き/予定ありカレンダリストから削除できるかどうかを指定します。 

calstore.group.attendee.maxsize

"0"

出席依頼のために拡張される LDAP グループの最大サイズ。"0" の値はサイズに関係なくグループを拡張することを意味します。-1 の値は、LDAP グループを拡張できないことを意味します。

calstore.recurrence.bound

"60"

定期拡張で作成できる予定の最大数。 

calstore.subscribed.include.

defaultcalendar

"yes"

ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの登録済みカレンダリストに含めるかどうかを指定します。 

calstore.subscribed.remove.

defaultcalendar

"no"

ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの登録済みカレンダリストから削除できるようにするかどうかを指定します。 

calstore.userlookup.maxsize

"200"

ユーザー検索の LDAP ルックアップで返される結果の最大数。値 "0" は制限のないことを意味します。

calstore.unqualifiedattendee.

fmt1.type

"uid"

予定の出席者についてディレクトリルックアップを行うときに、jdoejdoe:tv などの文字列を Calendar Server がどのように扱うかを指定します。設定できる値は、次のとおりです。uidcngidresmailtocap

calstore.unqualifiedattendee.

fmt2.type

"mailto"

Calendar Server が予定の出席者についてディレクトリルックアップを行うときに、jdoe@sesta.com などのアットマーク (@) を含む文字列をどのように扱うかを指定します。設定できる値は、次のとおりです。uidcngidresmailtocap

calstore.unqualifiedattendee.

fmt3.type

"cn"

予定の出席者についてディレクトリルックアップを行うときに、john doe などの空白文字を含む文字列を Calendar Server がどのように扱うかを指定します。設定できる値は、次のとおりです。uidcngidrescap

store.partition.primary.path

"."

カレンダ情報が格納される一次ディスクパーティションの場所。