csvdmig ユーティリティーの構文は次のとおりです。
csvdmig [-t DestinationDB] [-c ConfigFile] [-e ErrorFile] [-m MappingFile] migrate [DB|LDAP] |
次の表に、csvdmig によって使用されるオプションと、各オプションの説明を示します。
オプション |
説明とデフォルト値 |
---|---|
-m MappingFile |
マッピングファイルを指定する入力パラメータ。マッピングファイルについては、「3.6.2.1 マッピングファイル」を参照してください。デフォルトは MigrateMapping です。 |
-c ConfigFile |
Calendar Server 設定ファイルを指定する入力パラメータ。デフォルトは ics.conf ファイルです。 |
-t DestinationDB |
移行するデータベースの位置を指定する出力パラメータ。デフォルトは MigratedDB です。 ヒント – 常に -t オプションを使用します。 このオプションについて詳しくは、「3.6.2.2 出力先 DB」を参照してください。 |
-e ErrorFile |
解決できないエラー用のエラーファイルの名前を指定する出力パラメータ。デフォルトは MigrateError です。 |
DB | LDAP |
どのデータベースを変更するかを指定します。 DB: カレンダデータベース LDAP: LDAP ディレクトリ デフォルトはカレンダデータベース (DB) です。 |
マッピングファイルは、既存のユーザーをそれぞれのドメインにマッピングする入力テキストファイルです。csvdmig を実行する前に、マッピングファイルを作成する必要があります。古い値と新しい値の間にスペースを入力し、1 行に 1 つのエントリを指定します。次に例を示します。
user1 user1@sesta.com user2 user2@siroe.com user3 user3@sesta.com ... usern usern@siroe.com
移行されるデータベースの場所。ユーティリティーは、ここにあるファイルをアップデートします。csvdmig ユーティリティーを使用する前に、このディレクトリをバックアップしてください。
-t オプションを指定しなければ、ユーティリティーは現在のディレクトリ (コマンド行で pwd を実行することで指定されたディレクトリ) の内容の移行を試行しますが、その結果は予期できません。