Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

4.7 Calendar Server バージョン 6.3 における Berkeley のデッドロックの定期的チェックの設定

Berkeley データベースのデッドロックを定期的にチェックするように Calendar Server を設定できます。

Berkeley データベースはデッドロック状態になる可能性があるため、それらのデータベースにアクセスしないようにします。この状態をできるだけ早く見つけるには、デッドロックの定期的チェックを有効にします。

ProcedureBerkeley データベースのデッドロックの定期的チェックを有効にするには

  1. 設定を変更する権限を持つ管理者としてログインします。

  2. /etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。

  3. 古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。

  4. 次の表に示すパラメータを編集します。

    local.caldb.deadlock.autodetect

    Berkeley データベースがデッドロック状態にあるかどうかを定期的に調べます。デッドロック状態にある場合は、データベースのリセットを指示します。デフォルト値は “no” (無効) です。

  5. ファイルを ics.conf として保存します。

  6. Calendar Server を再起動します。

    cal-svr-base /SUNWics5/cal/sbin/start-cal

注意事項

デッドロックしたときの Berkeley データベースのリセット方法については、トラブルシューティングの章、「22.5.2 データベースの破損の検出」「22.5.1.2 使用可能なツールの一覧」を参照してください。