Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

14.7 ユーザーおよびリソース LDAP 属性の管理

Calendar Server が使用する LDAP 属性の管理には、「D.3 csattribute」 ユーティリティー、または ldapmodify を使用します。csattribute を使用すると、属性をリスト表示、追加、または削除できます。属性を変更するには、ldapmodify を使用します。

ここでは、次の内容について説明します。

ProcedureLDAP エントリの属性をリスト表示するには

  1. インストール時に指定した Calendar Server の実行ユーザーまたはグループ icsusericsgroup など)、または root としてログインします。

  2. sbin ディレクトリに移動します。

  3. ユーザーまたはリソースの属性をリスト表示するには、csattribute list コマンドを使用します。たとえば、ドメイン tchang@sesta.com の属性をリスト表示するには、次のコマンドを実行します。

    ./csattribute -t user -d sesta.com list tchang

ProcedureLDAP エントリの属性を追加するには

  1. インストール時に指定した Calendar Server の実行ユーザーまたはグループ (icsusericsgroup など)、または root としてログインします。

  2. この属性の変更をすぐに認識されるようにする場合は、Calendar Server を停止します。そうでない場合は、Calendar Server を停止する必要はありません。

  3. sbin ディレクトリに移動します。

  4. ユーザーまたはリソースに属性を追加するには、csattribute add コマンドを使用します。たとえば、Conference_Schedule という値を持つ LDAP 属性 icsCalendartchang というユーザーに追加するには、次のように実行します。

    ./csattribute -a icsCalendar=Conference_Schedule add tchang@sesta.com

ProcedureLDAP エントリの属性を削除するには

  1. インストール時に指定した Calendar Server の実行ユーザーまたはグループ (icsusericsgroup など)、または root としてログインします。

  2. この属性の変更をすぐに認識されるようにする場合は、Calendar Server を停止します。そうでない場合は、Calendar Server を停止する必要はありません。

  3. sbin ディレクトリに移動します。

  4. ユーザーまたはリソースから属性を削除するには、csattribute delete コマンドを使用します。たとえば、Conference_Schedule という値を持つ LDAP 属性 icsCalendartchang というユーザーから削除するには、次のように実行します。

    ./csattribute -a icsCalendar=Conference_Schedule -t user -d sesta.com delete tchang

14.7.1 LDAP エントリの属性を変更するには

LDAP エントリの属性を変更するには、ldapmodify を使用します。たとえば、uid=tchang を持つユーザーの状態を変更するには、次に示すように ldapmodify を使用します。


dn:uid=tchang,ou=people,o=sesta.com
 changetype: modify
 add: objectclass
 objectClass: icsCalendarUser
 add: icsStatus
 icsStatus: active

注 –

サイトで LDAP CLD プラグインを使用している場合、csattribute を使用して icsDWPHost の値を変更することによって 1 台のバックエンドホストから別のバックエンドホストへユーザーのカレンダを移動することは避けてください。icsDWPHost を変更しても、カレンダは新しいバックエンドホストに移動されません。バックエンドサーバー間でカレンダを移動する方法については、「15.6 ユーザーカレンダの管理」を参照してください。