Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

14.5.10 書き込み可能な公開カレンダ機能の無効化

書き込み可能な公開カレンダは、Calendar Server の機能の 1 つです。この機能を有効化または無効化できます。これはデフォルトでは有効になっています。次に、設定ファイルを編集してこの設定を変更するための手順を示します。

この機能を有効にすると、出席依頼が生成されたときにカレンダをスケジューリング (書き込み) することができます。予定は、出席者のカレンダに自動的に追加されます。

この機能が有効になっていると、カレンダ所有者は出席依頼が生成されたときにのみ電子メール通知を受け取ります。予定は、出席者のカレンダに自動的に追加されません。カレンダに予定と作業を追加できるのは所有者だけです。

Procedureユーザーが書き込み可能な公開カレンダを所有するのを禁止するには

  1. 設定権限を持つ管理者としてログインします。

  2. stop-cal コマンドを発行して Calendar Server サービスを停止します。

  3. /etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。

  4. 古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。

  5. 次の表に示すように、ics.conf のパラメータを編集します。

    パラメータ 

    説明とデフォルト値 

    service.wcap.

    allowpublicwritablecalendars

    ユーザーが書き込み可能な公開カレンダを所有できるようにします。これは、デフォルトで有効になっています (“yes” に設定されている)。

  6. ファイルを ics.conf として保存します。

  7. Calendar Server を再起動します。

    cal-svr-base/SUNWics5/cal/sbin/start-cal