前述のように Sun Cluster コマンド行インタフェースを使用して、1 番目のノードで HA を設定します。
例でのディレクトリ名と Sun Cluster リソース名の重要な点については、「6.5 Calendar Server バージョン 6.3 で高可用性を設定するためのすべての配備例で使用する命名規則」を参照してください。
Calendar Server と HAStoragePlus リソースを登録します。
./scrgadm -a -t SUNW.HAStoragePlus ./scrgadm -a -t SUNW.scics
フェイルオーバー Calendar Server リソースグループを作成します。
たとえば、次の例では、プライマリノードを Node1、セカンダリノード (フェイルオーバーノード) を Node2 として、カレンダリソースグループ CAL-RG を作成します。
./scrgadm -a -g CAL-RG -h node1,node2
Calendar Server リソースグループ内に論理ホスト名リソースを作成し、そのリソースグループをオンラインにします。
たとえば、次の例では、論理ホスト名リソース LOG-HOST-RS を作成してから、リソースグループ CAL-RG をオンラインにします。
./scrgadm -a -L -g CAL-RG -l LOG-HOST-RS
./scrgadm -c -j LOG-HOST-RS -y \
R_description="LogicalHostname resource for LOG-HOST-RS"
./scswitch -Z -g CAL-RG
HAStoragePlus リソースを作成し有効にします。
たとえば、次の例では、HAStoragePlus リソース CAL-HASP-RS を作成し有効にします。
scrgadm -a -j CAL-HASP-RS -g CAL-RG -t
SUNW.HAStoragePlus:4 -x FilesystemMountPoints=/cal
scrgadm -c -j CAL-HASP-RS -y
R_description="Failover data service resource for SUNW.HAStoragePlus:4"
scswitch -e -j CAL-HASP-RS