Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド

LDAP エントリに割り当てられるサンプルサービスパッケージ

Delegated Administrator を使用してユーザーまたはグループにサービスパッケージを割り当てると、LDAP ディレクトリ内のユーザーエントリまたはグループエントリに属性が 1 つ (inetCOS) 追加されます。inetCOS 属性の値によって、サービスとそのサービスに関連付けられたすべての属性を含むサービスパッケージ全体がユーザーまたはグループに割り当てられます。inetCOS は多値属性です。

たとえば、platinum パッケージをユーザーに割り当てる場合を想定してください。次の属性がユーザーエントリに追加されます。

inetCOS: platinum

platinum パッケージは、ユーザーにメールサービスを提供します。このパッケージにはまた、メール属性の次の値も含まれています。この場合、platinum パッケージを割り当てることで、ユーザーエントリにこれらの属性が追加されるという効果があります。


mailMsgMaxBlocks: 800
mailQuota: 10000000
mailMsgQuota: 6000
mailAllowedServiceAccess: +imaps:ALL$+pops:ALL$+smtps:ALL$+http:ALL

Access Manager サービスの定義によって、メールサービスまたはカレンダサービス、あるいはその両方に必要なオブジェクトクラスと属性が提供されます。このサービスパッケージを割り当てると、Delegated Administrator は、これらのオブジェクトクラスと属性をユーザーエントリまたはグループエントリに追加します。