Sun Java System Delegated Administrator 6.4 管理ガイド

独自のサービスパッケージの作成

この章では、サービスクラステンプレートを例にとって説明します。実際のインストールでは、ユーザーやグループに適した属性値を含む独自のサービスパッケージを作成します。

独自のサービスパッケージは、da.cos.skeleton.ldif ファイルに保存されているサービスクラステンプレートを使用して作成します。このファイルは、サービスパッケージのテンプレートとして使用するために作成されたものです。Delegated Administrator を設定するときには、このファイルは LDAP ディレクトリにインストールされません。

da.cos.skeleton.ldif ファイルをコピーして編集し、ldapmodify などの LDAP ディレクトリツールを使用して、カスタマイズしたサービスクラステンプレートをディレクトリにインストールできます。

Delegated Administrator コンソールには、カスタマイズしたテンプレートがサンプルテンプレートとともに表示されます。コンソールでは、サービスクラステンプレートはサービスパッケージと呼ばれます。サービスパッケージをユーザーまたはグループのどちらかに割り当てることができる場合、Delegated Administrator はそのユーザーまたはグループの LDAP エントリに、Access Manager サービスを含む完全なサービスパッケージを配置します。

da.cos.skeleton.ldif ファイルを使用して独自のサービスパッケージを設定する方法については、第 3 章「Delegated Administrator の設定」にある 「サービスパッケージの作成」を参照してください。

拡張サービスパッケージの表示に関する制限

Delegated Administrator サービスパッケージの定義は、定義エントリに属性を追加することによって拡張できます。

ただし、Delegated Administrator の今回のリリースでは、Delegated Administrator を設定するときコンソールに表示できるのは定義済みの属性だけです。Delegated Administrator コンソールに、サービスパッケージ定義に追加した属性は表示されません。

このリリースでは、Delegated Administrator が提供するサービスクラス定義から定義済み属性を削除しないでください。