Sun Java System Communications Express 6.3 は、インターネットサービスプロバイダ、企業、OEM などのニーズを満たすことのできる、508 に準拠した、統合された Web ベースの通信およびコラボレーションクライアントを提供します。
Web ベースのクライアントであるため、Communications Express の 3 つのクライアントモジュールであるカレンダ、アドレス帳、メールの表示はブラウザによって異なります。
この章の内容は次のとおりです。
この節では、次の項目について説明します。
この製品は、次に示すプラットフォームでサポートされています。
SPARC® 上の Solaris 9 および Solaris 10
x86 上の Solaris 9 および Solaris 10
Linux Red Hat 4.0 Advance Server
以前のリリースの Java Enterprise System から Communications Express をアップグレードすることもできます。
Sun Java Web Server 6.x および Sun JavaTM Application Server 8.1 がインストールされた SPARC 上の Solaris 9 および Solaris 10
Sun Java Web Server 6.x および Sun Java Application Server 8.1 がインストールされた x86 上の Solaris 9 および Solaris 10
Sun Java Web Server 6.x および Sun Java Application Server 8.1 がインストールされた Linux Red Hat 4.0 Advance Server
最適なパフォーマンスを得るために、以下に一覧表示するブラウザとプラットフォームの組み合わせを使用してください。
表 1–1 ブラウザプラットフォーム
ブラウザ |
Windows XP |
ウィンドウ 2000 |
Solaris |
RH Linux |
Macintosh OS X |
---|---|---|---|---|---|
NetscapeTM Communicator |
7.2 |
7.2 |
7.2 |
7.2 |
なし |
Internet Explorer |
6.0 sp2 以降 |
6.0 sp1+ |
なし |
なし |
なし |
Mozilla |
1.7+ |
1.74 |
1.74 |
1.74 |
なし |
Safari |
なし |
なし |
なし |
なし |
2.0.3 |
Firefox |
1.0.7 |
1.0.7 |
1.0.7 |
1.0.7 |
なし |
Communications Express をインストールする前に、次のソフトウェアをインストールするようにしてください。
Directory Server 6.0
Calendar Sever 6.3
Messaging Server 6.3
Web Server 7.0 または Application Server 8.2
Communications Express には、カレンダ、メール、およびアドレス帳用に統合されたユーザーインタフェースが用意されています。
Communications Express は、Identity シングルサインオンをサポートしています。
カレンダとメールの両方で同じアドレス帳を共有します。
Communications Express は、仮想ドメインをサポートしています。
LDAP フェイルオーバー機構
カレンダおよびアドレス帳クライアントモジュールは、どの Web コンテナでも単一の Web アプリケーションとして配備されます。メールモジュールは、Messenger Express によって描画されます。Messenger Express は、Messaging Server の HTTP サービスを Web ベースで使用するスタンドアロンのメールアプリケーションです。
次の表に、このマニュアルのデフォルトのパスとファイル名を示します。
表 1–2 デフォルトのパスとファイル名
用語 |
説明 |
---|---|
msg-svr-base |
Messaging Server のベースインストールディレクトリを表します。msg_svr_base インストールのデフォルト値は、次のように表されます。 SolarisTM システム: /opt/SUNWmsgsr |
cal-svr-base |
Calendar Server のベースインストールディレクトリを表します。cal-svr-base インストールのデフォルト値は、次のとおりです。 Solaris システム: /opt/SUNWics5 |
インストールディレクトリを表します。このディレクトリパスは、JES インストーラの「インストールディレクトリの指定」パネルで Communications Express 用に入力されます。uwc-basedir のデフォルト値は、次のとおりです。 Solaris システム: /opt/SUNWuwc Linux システム: /opt/sun/uwc |
|
uwc-deployed-path |
Communications Express が配置されるディレクトリを表します。このディレクトリパスは、設定ウィザードの「設定ファイルとデータファイルを保存するディレクトリを選択」パネルで入力されます。デフォルトパスは、次のとおりです。 Solaris システム: /var/opt/SUNWuwc Linux システム: /var/opt/sun/uwc |
すべての Communications Express 設定ファイルが格納されるディレクトリを表します。 |
|
uwc-deployed-path/ WEB-INF/domain |
ドメイン固有の設定ファイルが含まれているディレクトリを表します。 |