このマニュアルでは、Sun JavaTM System Communications Express 6.3 およびその付属ソフトウェアコンポーネントを管理、設定、および配備する方法について説明します。
この章には、以下の節があります。
このマニュアルは、Communications Express を管理、設定、および配備する役割を担っている方を対象にしています。
このマニュアルでは、読者が Communications Express を設定、管理、および維持する担当者であり、以下の項目を理解していることを前提としています。
JavaScript TM
HTML
Sun JavaTM System Calendar Server
Sun Java System Web Server Enterprise Edition または Sun Java System Application Server Enterprise Edition
Sun Java System Messaging Server
Sun Java System Access Manager (以前は Sun Java System Identity Server と呼ばれていたもの)
Sun Java System Directory Server
このマニュアルは次の章で構成されます。
表 P–1 『Sun Java System Communications Express 管理ガイド』の構成
章 |
説明 |
---|---|
この章では、次の内容について説明します。 |
対象読者、前提知識、構成、表記上の規則、関連情報について説明します。 |
コンポーネント、アーキテクチャー、インタフェースなど、Communications Express の高レベルな概要について説明します。 |
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設定ウィザードを呼び出して、Communications Express を設定する方法について説明します。 |
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Communications Express の設定の詳細について説明します。 |
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シングルサインオン処理とその実装の概要について説明します。 |
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Communications Express のインストールおよび配備中に発生するよくある問題について説明し、エラーログを作成および有効にする手順の概要について説明します。 |
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ホストドメインを有効にするために Communications Express に加える変更について説明します。 |
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データ移行プロセスの高レベルな概要と、PAB データをアドレス帳サーバーに移行する手順について説明します。 |
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Directory Server、Calendar Server、Web Server、および Communications Express のパフォーマンスを向上させるために、それぞれで実行できるチューニングについて説明します。 |
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選択されたスキーマと Web コンテナに応じたパネルシーケンスを一覧表示しています。 |
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付録 B 「Messaging Server なしで、シングルツリー構造を使用した Communications Express のインストール」 |
Communications Express で 2 つのディレクトリ情報ツリーメカニズムがどのように使用され、既存のシングルツリーのネームスペース構造がデュアルツリーのネームスペースにどのようにマップされるかについて説明します。 |
db_config.properties ファイル、uwcconfig.properties ファイル、 uwcauth.properties ファイル、uwclogging.properties ファイル、uwcdomainconfig.properties ファイル、および personalstore.properties ファイルにある Communications Express の設定パラメータについて説明します。 |
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Communications Express には、パスワードの管理に使用できるツールが標準装備されています。この付録では、管理者がパスワード暗号化ツールを使用して、パスワードを管理する方法について説明します。 |
この節の表では、このマニュアルで使用される表記上の規則を示します。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–2 表記上の規則
書体 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 (モノスペース) |
コンピュータ画面上に表示されるテキスト、またはユーザーが入力するテキスト。API や言語要素、HTML タグ、Web サイトの URL、コマンド名、ファイル名、ディレクトリパス名、画面上のコンピュータ出力、コード例などがあります。 |
.login ファイルを編集します。 Use ls -a to list all files. % You have mail. |
AaBbCc123 (太字のモノスペース) |
コード例またはその他の画面上のコンピュータ出力の中でユーザーが入力するテキスト。 |
% su Password: |
AaBbCc123 (イタリック) |
変数など、実際の名前や値で置き換えなければならないコマンド名またはパス名内のプレースホルダ。 マニュアル名、新しい用語、強調する語などにも使用されます。 |
このファイルは、msg-svr-base /bin ディレクトリにあります。 ユーザーズガイドの第 6 章を参照してください。 class オプションと呼ばれます。 ファイルを保存しないでください。 |
次の表では、このマニュアルで使用される記号の規則について説明します。
表 P–3 記号の規則
記号 |
説明 |
例 |
意味 |
---|---|---|---|
[ ] |
省略可能なコマンドオプションを囲みます。 |
ls [-l] |
-l オプションは必須ではありません。 |
{ | } |
必須のコマンドオプションの選択肢を囲みます。 |
-d {y|n} |
-d オプションには y 引数か n 引数のいずれかを使用する必要があります。 |
- |
同時に押すキーを示します。 |
Control-A |
Control キーを押しながら A キーを押します。 |
+ |
順番に押すキーを示します。 |
Ctrl+A+N |
Control キーを押してから放し、それに続くキーを押します。 |
> |
グラフィカルユーザーインタフェースでのメニュー項目の選択順序を示します。 |
「ファイル」>「新規作成」>「テンプレート」 |
「ファイル」メニューから「新規」を選択します。「新規」サブメニューから「テンプレート」を選択します。 |
このマニュアルの例には、コマンド行プロンプト (たとえば、C シェルの %、Korn/Bourne シェルの $ など) は表示されていません。お使いのオペレーティングシステムの環境によって、コマンド行プロンプトは異なります。ただし、コマンドは特に指定されていないかぎり、このマニュアルに示されているとおりに入力してください。
Communications Express に関連するマニュアルのリストは、次のとおりです。
『Sun Java System Communications Suite 5 リリースノート』
『Sun Java System Messaging Server 6.3 管理ガイド』
『Sun Java System Messaging Server 6.3 Administration Reference』
『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』
『Sun Java System Calendar Server 6.3 Developer's Guide』
『Sun Java System Communications Services 6.4 Delegated 管理ガイド』
『Sun Java System Communications Express 6.3 管理ガイド』 (このマニュアル)
『Sun Java System Communications Express 6.3 Customization Guide』
『Sun Java Enterprise System Technical Note』: Sun Java System Calendar のよくある質問
『Sun Java Enterprise System 用語集』
Sun Java System Communications Express には、このマニュアルのほかに、管理者向けの補足情報や、エンドユーザーおよび開発者向けのマニュアルが用意されています。次の URL を利用すると、すべての Communications Express マニュアルを参照できます。
http://docs.sun.com/app/docs/prod/sunjava.comm#hic
このマニュアルは、PDF 形式および HTML 形式でオンラインで参照できます。次の URL をご利用ください。
http://docs.sun.com/app/docs/coll/1703.1
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