各種のシステムコンポーネントから運用時に生成されるログ情報は、問題を切り分けて障害追跡する際に非常に役に立ちます。
表 5–1 Communications Express のさまざまなモジュールで保持されるログ情報
モジュール/ログ制御ファイル |
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
構成 |
ログは、/opt/SUNWuwc/install/uwc-config_TIME-STAMP.log にタイムスタンプ付きのファイルで保持されます。 |
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Communications Express uwc-deployed-path/WEB-INF/config/uwclogging.properties |
no |
ロギングを有効または無効にします。 ロギングを有効にするには、uwc.logging.enable のプロパティー値を「yes」に変更します。たとえば、uwc.logging.enable=yes |
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Communications Express uwc-deployed-path /WEB-INF/config/uwclogging.properties |
uwc.log.file |
uwc-deployed-path /logs/uwc.log 次に例を示します。 /var/opt/SUNWuwc/logs/uwc.log |
ログファイルの場所を指定します。 必要に応じてログファイルの場所を変更します。 Web Server がこのファイルに書き込めることを確認します。 |
Communications Express uwc-deployed-path/WEB-INF/config/uwclogging.properties |
uwc.log.level |
INFO |
アプリケーションのログレベルを指定します。 アプリケーションのログレベルを希望するレベルに変更します。 指定できるログレベルの値は以下のとおりです。 WARNING、INFO、FINE、SEVERE、および FINEST。 |
アドレス帳 uwc-deployed-path /WEB-INF/config/uwcconfig.properties |
log.file |
/tmp/trace.log |
ログファイルの場所を指定します。 必要に応じてログファイルの場所を変更します。 Web Server がこのファイルに書き込めることを確認します。 |
アドレス帳 uwc-deployed-path /WEB-INF/config/uwcconfig.properties |
3 |
アプリケーションのログレベルを指定します。 このモジュールのロギングを無効にするには、この値を 0 に設定します。 |
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メール |
『Sun Java System Messaging Server 管理ガイド』の第 20 章「ログ記録とログ解析」を参照してください。 |
Communications Express は、サイズに制限がない単一のログファイルを作成します。新しいログファイルが作成されるまでの最大ファイルサイズを指定できます。
ログファイルの最大サイズを指定するには、uwclogging.properties ファイルの uwc.log.maxsize をメガバイト単位で設定します。
uwc.log.maxsize に指定する値は、整数です。Communications Express では、現在のファイルがこのサイズを超えると、新しいログファイルが作成されます。デフォルト値は none です。つまり、ログファイルのサイズに制限はありません。
ファイルシステムに保持するファイルの最大数を指定します。
ロールオーバーが有効な場合、保持するログファイルの最大数を指定するには、uwclogging.properties ファイルの uwc.log.maxfiles プロパティーを設定します。デフォルト値は 5 です。作成されるログファイル名は、uwc.log.0、uwc.log.1、uwc.log.2 などになります。すべてのログファイルを使い切ると、Communications Express は、以前に作成されたログファイルを uwc.log.0 から順番に上書きします。