Sun Java System Communications Express 6.3 管理ガイド

LDAP に関連する設定パラメータのチューニング

この節では、パフォーマンスを向上するために Directory Server で実行可能なチューニングについて説明します。

ユーザーおよびアドレス帳の nsSizeLimit および nsLookthroughLimit パラメータの設定

ユーザーまたはグループ LDAP Directory Server およびアドレス帳サーバー設定の nsSizeLimit および nsLookthroughLimit パラメータは、検索を正常に完了させるだけの十分なサイズにすることが重要です。

これらのパラメータに適切な値が設定されていることを確認するには、以下のコマンドを入力します。

ldapsearch -b /base/ (&(icscalendarowned=*/user/*)(objectclass=icsCalendarUser))

ここで

/base/ は、Calendar Server のユーザーおよびリソースのデータがある Directory Server の LDAP ベース DNです。

/user/ は、エンドユーザーが Communications Express の「登録」オプションで、「カレンダの検索」ダイアログに入力できる値です。

nsSizeLimit または nsLookthroughLimit パラメータが十分なサイズでない場合、LDAP サーバーはエラーを返します。

次に示すガイドラインに従って、nsSizeLimit または nsLookthroughLimit パラメータを再設定します。


注 –

LDAP ではユーザーまたはグループ、およびアドレス帳のエントリを別々に設定することをお勧めします。