Sun Java System Communications Express 6.3 管理ガイド

Calendar Server のチューニング

この節では、Calendar Server 上の複数 CPU にわたる負荷分散によってパフォーマンスを向上させる方法を説明します。

複数 CPU にわたる負荷分散の使用

サーバーに複数の CPU が搭載されている場合、デフォルトで Calendar Server は cshttpd プロセスなどの HTTP サービスと、csdwpd プロセスなどの分散データベースサービスを複数の CPU に分散させます。

ics.conf ファイル内の service.http.numprocesses および service.dwp.numprocesses パラメータは、各サービスで実行するプロセスの実際の数を決定します。デフォルトで、これらのパラメータはインストール時にサーバーの CPU 数に設定されますが、管理者が再設定することも可能です。たとえば、サーバーに 8 CPU あり、cshttpd および csdwpd プロセスを 4 CPU だけで実行させる場合は、次のようにパラメータを設定します。

service.http.numprocesses="4"

service.dwp.numprocesses="4"

Procedure負荷分散を無効にする

  1. service.loadbalancing パラメータを ics.conf ファイルに追加します。

  2. service.loadbalancing を「no」に設定します。

  3. Calendar Server を再起動して、変更内容を有効にします。

    負荷分散の詳細については、『Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド』の付録 C「Calendar Server 設定ワークシート」を参照してください。