Sun Java System Instant Messaging 7.2 管理ガイド

セキュリティー保護された Instant Messenger の起動

Instant Messenger は自動的に TLS をサポートします。「Instant Messaging サーバーの TLS の有効化」の説明に従って TLS を使用するようにサーバーを設定した場合、Instant Messenger がサーバーに接続した際に、サーバーは、TLS セッションをサポートできることをクライアントに伝えます。続いて、Instant Messenger は、TLS を使用するように接続を変更することを要求できます。

従来の SSL の Instant Messenger を呼び出すには、Web ブラウザから imssl.html または imssl.jnlp にアクセスします。これらのファイルは、リソースディレクトリ内にあります。このディレクトリは、Instant Messenger のすべてのリソースを格納するベースディレクトリです。

また、これらのアプレット記述子ファイルへのリンクを、index.html に追加することもできます。

マルチプレクサの従来の SSL の設定、サーバーの TLS の設定のいずれかが完了すると、Instant Messenger クライアントがセキュリティー保護された接続を行えたかどうかを確認できます。

Procedureセキュリティー保護された Instant Messenger 接続を確認する

  1. Instant Messenger にログインします。

    従来の SSL を使用する場合は、Web ブラウザから imssl.html または imssl.jnlp にアクセスします。TLS を使用する場合は、クライアントに通常どおりにアクセスします。詳細は、「Instant Messenger の起動」を参照してください。

    TLS が利用可能であり、かつマルチプレクサが従来の SSL 用に設定されていない場合、Instant Messenger は常に TLS を使用します。

  2. Instant Messenger のメインウィンドウでロックアイコンが表示されていることを確認します。

    Instant Messenger がセキュリティー保護されたトランスポート、つまり SSL、TLS のいずれかを使用している場合、メインウィンドウの右端にロックアイコンが表示されます。