この節の説明は、Solaris にのみ適用されます。
Instant Messaging データは、Portal Server 検索データベース内にリソース記述子 (RD) としてアーカイブされます。Portal Server 検索データベース内の個々のエントリは、リソース記述子 (RD) と呼ばれます。各 RD は、ある単一のリソースに関する一連の情報を含んでいます。各 RD のフィールドは、Portal Server 検索データベースのスキーマによって決定されます。
アーカイブデータを管理するには、これらの Portal Server 検索データベース内の RD を管理する必要があります。ここでは、Portal Server 検索データベースの保守作業のうち、頻繁に実行されるもののいくつかを説明します。
Portal Server 検索データベースにおけるデータ管理の詳細は、『Sun Java System Portal Server 管理ガイド』を参照してください。
rdmgr コマンドは、検索サービスを操作する際の主要コマンドです。このコマンドは、2 種類のサブコマンドを管理者に提供します。1 つは、リソース記述子 (RD) を操作するためのサブコマンド、もう 1 つは、データベースを保守するためのサブコマンドです。rdmgr コマンドは通常、検索が有効化された Portal Server インスタンスディレクトリ内で実行されます。
https-servername ディレクトリに移動します。
cd /var/opt/SUNWps/https-servername |
servername は Portal Server の名前です。
コマンド行で次のように入力します。
run-cs-cli portal-svr-base/SUNWps/bin/rdmgr options |
portal-svr-base は、Portal Server のインストール先ディレクトリです。
rdmgr コマンドの詳細は、『Sun Java System Portal Server 管理ガイド』の「コマンド行ユーティリティー」を参照してください。
引数値 -Q を指定して rdmgr コマンドを実行すると、検索処理を詳細に記述するリソース記述子 (RD) のリストが生成されます。
たとえば、次のようになります。
テキスト testing を含むリソース記述子 (RD) を検索するには、次のように入力します。
run-cs-cli portal-svr-base/SUNWps/bin/rdmgr -Q testing |
特定のカテゴリに属するリソース記述子 (RD) を検索するには、次のコマンドを入力します。コマンドは 1 行で入力してください。
run-cs-cli portal-svr-base/SUNWps/bin/rdmgr -Q "classification=Archive:Chat:January" |
Portal Server 検索データベースからリソース記述子 (RD) を削除する例を、次に示します。
テキスト testing を含むすべてのリソース記述子 (RD) を削除するには、次のように入力します。
run-cs-cli portal-svr-base/SUNWps/bin/rdmgr -d -Q testing |
特定のカテゴリ Archive:Chat:January に属するすべてのリソース記述子 (RD) を削除するには、次のコマンドを入力します。コマンドは 1 行で入力してください。
run-cs-cli portal-svr-base/SUNWps/bin/rdmgr -d -Q "classification=Archive:Chat:January" |