Outlook のユーザーは、自分の個人フォルダ (.pst) ファイルにパスワードを割り当てることができます。ただし、このようなファイルを新しい Connector ソフトウェアと Sun Java System サーバーで使用できるように変換するには、Sun Java System Connector セットアップウィザードでファイルを開いて変更する必要があります。したがって、エンドユーザーは、変換したいすべての .pst ファイルに対してパスワードを指定する必要があります。
パスワードが必要なときは、セットアップウィザードから自動的にプロンプトが表示されます。ただし、これには当然ながらユーザーの操作が必要となるため、サイレントモードでのセットアップは不可能です。セットアップをサイレントモードで実行することが重要な場合は、変換中にそのようなパスワードをすべて削除するようユーザーに指示するか、パスワードが準備された状態でウィザードを実行できるようにします。セットアップウィザードは、サイレントモードで実行された場合、パスワードで保護されているファイルを検出すると、ファイルの変換は行わず、変換されなかったファイルがあることを報告します。管理者の配備設定ツール内の設定によっては、セットアップウィザードでこのイベントがエラーとしてログに記録される場合もあります。