本書では、Sun JavaTM System Calendar Server 6 2005Q4 (Calendar Server) の管理方法について説明します。
Calendar Server は、企業およびサービスプロバイダ向けの一元化されたカレンダ機能およびスケジュール機能を提供するスケーラブルな Web ベースソリューションです。Calendar Server は、個人的なカレンダ機能だけでなく、グループとリソースのスケジュール機能もサポートしています。
この章で説明する内容は次のとおりです。
このマニュアルは、Calendar Server の管理と設定を行う Calendar Server 管理者およびサポートスペシャリストを対象としています。
Calendar Server のインストールと管理を開始する前に、次の概念について習熟する必要があります。
使用しているプラットフォームのオペレーティングシステムの基本的な管理手順
LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)。 LDAP ディレクトリを使用してユーザー情報を保存する場合
章 |
説明 |
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はじめに(この章) |
対象読者、前提条件、マニュアルの内容、表記上の規則、関連情報について説明します。 |
コンポーネント、アーキテクチャー、インタフェース、プロトコルなど、Calendar Server の概要について説明します。 |
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ディレクトリ準備スクリプト comm_dssetup.pl の実行手順について説明します。 |
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csconfigurator.sh プログラムの実行手順について説明します。 |
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インストール後に使用する 2 つのデータベース移行ユーティリティー、csmig および csvdmig の使用手順について説明します。 |
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Calendar Server のさまざまな面のカスタマイズ手順について説明します。 |
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複数のサーバーへのカレンダデータベースの分散を可能にする CLD プラグインの設定について説明します。 |
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高可用性環境の設定方法について説明します。 |
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SSL の設定方法と管理方法について説明します。 |
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Access Manager の認証または Messaging Server (信頼サークル) によるシングルサインオンの設定方法について説明します。 |
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自動バックアップが行われるように csstored を設定する方法について説明します。 |
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ホストされたドメインでの Calendar Server の設定方法について説明します。 |
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サービスの開始および停止などの一般的な Calendar Server のタスクについて説明します。 |
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ホストされたドメイン環境へのドメインの作成、変更、削除、および一覧の方法について説明します。 |
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ユーザー LDAP エントリおよびリソース LDAP エントリの管理方法について説明します。 |
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アクセス制御を含めて、カレンダの管理方法について説明します。 |
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Calendar Server のデータベースとデータを管理、維持する方法について説明します。 |
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Calendar Server データのバックアップと復元について説明します。 |
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削除ログデータベース (ics50deletelog.db) の管理方法について説明します。 |
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Calendar Server がタイムゾーンをどのように処理し、新しいタイムゾーンテーブルを追加したり、提供されるタイムゾーンテーブルを修正する方法について説明します。 |
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カレンダの予定への Instant Messaging のポップアップアラームの設定方法について説明します。 |
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LDAP データキャッシュの使用を含めて、Calendar Server のパフォーマンスが最適になるように調整する方法について説明します。 |
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情報を収集して問題を解決するさまざまな方法について説明します。 |
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ディレクトリ準備スクリプトの情報を収集するためのワークシートを提供します。 |
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csconfiguator.sh の情報を収集するためのワークシートを提供します。 |
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高可用性 (HA) 設定を計画するためのワークシートを提供します。 |
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Calendar Server のコマンド行ユーティリティーのリファレンス。 |
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ics.conf パラメータのリファレンス。 |
次の Calendar Server のマニュアル (PDF 形式および HTML 形式のオンラインファイル) を利用できます。
『Sun Java System Communications Services 2005Q4 Release Notes』
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Documentation Center』
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Deployment Planning Guide』
『Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 Developer’s Guide』
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Event Notification Service Guide』
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Schema Reference』
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Schema Migration Guide』
『Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 Delegated Administrator Guide』
『Sun Java System Communications Express 6 2005Q4 Administration Guide』
『Sun Java System Communications Express 6 2005Q4 Customization Guide』
『Sun Java System Communications Sync 2005Q4 Release Notes』 (HTML 形式のみ)
『Sun Java Enterprise System Technical Note: Sun Java System Calendar Frequently Asked Questions』
このほかに、グラフィカルユーザーインタフェース、Communications Express、および Delegated Administration Console からでもオンラインヘルプを利用できます。
このマニュアルには、追加の関連情報を提供するために、サードパーティーの URL も記載されています。
Sun は、このマニュアルに記載されているサードパーティー Web サイトの利用可能性について責任を負いません。Sun は、このようなサイトまたはリソースで得られるあらゆる内容、広告、製品、およびその他素材を保証するものではなく、責任または義務を負いません。Sun は、このようなサイトまたはリソースにより得られるあらゆるコンテンツ、製品、またはサービスの使用または信用によって生じる、または生じたと主張される、あるいはそれらの使用または信用に関連して生じる、いかなる実際の、または主張される損害または損失についても責任または義務を負いません。
Sun のサービス |
URL |
内容 |
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マニュアル |
PDF 文書および HTML 文書をダウンロードできます。 |
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サポートおよびトレーニング |
技術サポート、パッチのダウンロード、および Sun のトレーニングコース情報を提供します。 |
次の表に、このマニュアルで使用される表記上の変更点を示します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
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AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用して、すべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します |
machine_name% su Password: |
aabbcc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
AaBbCc123 |
参照する書名、新しい単語、または、 強調する単語を示します。 |
『ユーザーズガイド』の第 6 章を参照してください。 パッチの分析を実行してください。 このファイルは保存しないでください。 (オンライン表示の場合、強調する語が太字で表示される場合があります。) |
次の表は、C シェル、Bourne シェル、および Korn シェルのデフォルトシステムプロンプトとスーパーユーザープロンプトを示しています。
表 P–2 シェルプロンプト
シェル |
プロンプト |
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C シェルプロンプト |
machine_name% |
C シェルのスーパーユーザープロンプト |
machine_name# |
Bourne シェルおよび Korn シェルのプロンプト |
$ |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザープロンプト |
# |